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biologyの検索結果241 - 280 件 / 946件

  • アルツハイマー病の原因「アミロイドβ」の発生源は肝臓の可能性がある - ナゾロジー

    アルツハイマー病の原因は脳ではなくは肝臓かもしれません。 9月14日にオーストラリアのカーティン大学の研究者たちにより『PLOS Biology』に掲載された論文によれば、アルツハイマー病の原因として知られる「アミロイドβ」の生産地が脳細胞ではなく肝臓の可能性があるとのこと。 もし事実ならば、肝臓でのアミロイドβ生産を遮断することで、アルツハイマー病の予防となるでしょう。 特筆すべきは、研究成果をもとに、既に人間を対象にした臨床試験が進められている点にあります(※現在オーストラリアにて参加者募集中)。 認知症の過半を占めるアルツハイマー病が克服できれば、認知症患者を一気に半分以下まで減らすことが可能になるでしょう。 認知症医学の最前線では、いったい何が起きているのでしょうか?

      アルツハイマー病の原因「アミロイドβ」の発生源は肝臓の可能性がある - ナゾロジー
    • 客席に女の子がいると「少年合唱団の声質が高まる」と判明! - ナゾロジー

      女の子がいると少年合唱団の歌はより輝きを増すようです。 デンマーク・オーフス大学(Aarhus University)の脳内音楽センター(MIB)によると、この効果は特に低音部のバスを担当する16〜19歳の少年たちに見られることが分かっています。 彼らの歌声は客席に10代の女の子がいる場合、声をより深く響かせる特定周波数が増幅されるという。 さらに同チームは今回、客席の女の子の方も(自分たちの存在によって)ブーストされた少年の歌声を好んでいる可能性があることを発見しました。 少年たちの張り切りはちゃんと女の子に伝わっているのかもしれません。 研究の詳細は、2023年11月8日付で科学雑誌『Biology Letters』に掲載されています。 Sex-related communicative functions of voice spectral energy in human choru

        客席に女の子がいると「少年合唱団の声質が高まる」と判明! - ナゾロジー
      • 1億7900万年前に分岐したミツバチとクロスズメバチだが、全く同じ手法で巣の欠陥を克服していた : カラパイア

        ミツバチと社会性カリバチ(クロスズメバチ)は、同じハチでも1億7900万年も前に袂をわかったかなり遠い親戚だ。だから、そのハチの巣の材料も構造もかなり違う。 ところが詳しく見てみると、完全に別物であるようで、重要なポイントではまったく同じ建築手法を編み出していたことがわかるという。 神戸大学の佐賀達矢氏らが参加した研究チームは、その謎を解くべくミツバチとクロスズメバチの巣を比べてみた。 すると、進化の歴史は異なっていても、巣の欠陥と考えられていた異なる大きさの六角形を1つの巣盤の上に並べる問題を、それぞれ独自に全く同じ方法で解決していたのだ。 どちらも同様に、非六角形の部屋を組み合わせたり、六角形の大きさを調整したのである。 その結果を『PLOS Biology』(2023年7月27日付)で報告している。

          1億7900万年前に分岐したミツバチとクロスズメバチだが、全く同じ手法で巣の欠陥を克服していた : カラパイア
        • 睡眠障害の原因になる「むずむず脚症候群」に関連する遺伝子のホットスポットが特定される

          むずむず脚症候群はじっとしていたり横になったりしている時に、主に脚などにむずむずするような強い不快感が生じてしまい、脚を動かしたりさすったりせざるを得なくなる病気です。睡眠障害の原因にもなるむずむず脚症候群についての新たな研究では、「むずむず脚症候群に関連する140個以上の新しい遺伝子座を発見した」という結果が報告されました。 Genome-wide meta-analyses of restless legs syndrome yield insights into genetic architecture, disease biology and risk prediction | Nature Genetics https://www.nature.com/articles/s41588-024-01763-1 Genetics study points to potential t

            睡眠障害の原因になる「むずむず脚症候群」に関連する遺伝子のホットスポットが特定される
          • サメの一種は「陸地を30m歩いて移動する能力」を持っている、気候変動による環境変化に適応できる可能性も

            オーストラリアやニューギニア島の浅瀬に生息するサメの一種・マモンツキテンジクザメは、ヒレを足のように使って陸地を歩き、30m離れた場所まで移動する能力を持っています。研究者は、この能力が海洋の温暖化や気候変動にうまく適応して生き残る上で重要だと考えています。 Aquatic Walking and Swimming Kinematics of Neonate and Juvenile Epaulette Sharks | Integrative and Comparative Biology | Oxford Academic https://doi.org/10.1093/icb/icac127 Epaulette sharks able to walk on land evolving to better survive climate crisis | Fish | The Guar

              サメの一種は「陸地を30m歩いて移動する能力」を持っている、気候変動による環境変化に適応できる可能性も
            • 卵子の元になる「卵母細胞」が何十年もほぼ老化しない理由が明らかに

              by ZEISS Microscopy 人間の体を構成する細胞は、DNAを設計図として分裂して新しい細胞が生み出されます。細胞の寿命は通常数週間から数カ月、長いものでも数年となっており、寿命を迎えると分裂しなくなり、機能も停止します。しかし、女性の卵子の元となる卵母細胞は何十年も卵巣の中で保存され、定期的に卵子を生み出します。なぜ卵母細胞が何十年も長生きをするのかについて、スペインの研究機関・Centre for Genomic Regulationが論文を発表しました。 Oocytes maintain ROS-free mitochondrial metabolism by suppressing complex I | Nature https://doi.org/10.1038/s41586-022-04979-5 Human eggs remain healthy for dec

                卵子の元になる「卵母細胞」が何十年もほぼ老化しない理由が明らかに
              • 【動画】ヘビの第5の移動手法を発見「投げ縄式」

                ミナミオオガシラ(米ネブラスカ州オマハのヘンリー・ドーリー動物園で撮影)には、体長3メートルほどに成長するものもいる。(PHOTOGRAPH BY JOEL SARTORE, NATIONAL GEOGRAPHIC PHOTO ARK) ヘビは様々な移動術を持っている。砂の上を横に動くものもいれば、木から木へジャンプするヘビや、体をくねらせて泳ぐヘビもいる。しかし今回、ヘビのまったく新しい移動法が明らかになった。柱に巻き付けた体をくねらせることで、柱を登る方法だ。(参考記事:「【動画】枝から枝へジャンプするヘビ、ほぼ滑空?」) ミナミオオガシラは、オーストラリアやパプアニューギニアなどが原産のヘビで、主に樹上で暮らしている。第二次世界大戦後、このヘビは意図せずグアムに持ちこまれた。貨物船にまぎれ込んでいたのかもしれない。ミナミオオガシラはグアム島で急速に勢力を拡大、他の動物たちの数を減少さ

                  【動画】ヘビの第5の移動手法を発見「投げ縄式」
                • 琥珀の中から新種の生物、通称「カビブタ」が発見される

                  琥珀の中から新種の生物、通称「カビブタ」が発見される2019.10.11 17:0024,622 George Dvorsky - Gizmodo US [原文] ( たもり ) マイナス×マイナス=プラスみたいな名前。 3000万年前の琥珀を分析したところ、新生代の未知なる微細な生物が発見されました。このすでに絶滅している生物は緩歩動物(クマムシ)と似ているものの、これまで見たことがない姿形をしており、通称「カビブタ」と呼ばれています。 Sialomorpha dominicanaは、ドミニカ共和国の琥珀の中から新たに発見された小型無脊椎動物。恰幅が良くブタのような見た目と、主に菌類からなる食生活にちなんで、発見者のオレゴン州立大学の純古生物学者George Poinar Jr氏とイースト・テネシー州立大学の無脊椎動物学者のDiane Nelson氏が「カビブタ(mold pigs)」と

                    琥珀の中から新種の生物、通称「カビブタ」が発見される
                  • 体高1メートル? 世界最大の超巨大オウム、化石発見 ニュージーランド

                    ニュージーランドで発見された体高1メートルになるという巨大オウムの想像図(2019年8月7日提供)。(c)AFP PHOTO / FLINDERS UNIVERSITY/ DR. BRIAN CHOO 【8月7日 AFP】1900万年前の地球に生息していた超巨大オウムの化石が、ニュージーランドで発見されていたことが分かった。立つと人間の背丈の半分以上もあり、今まで発見されているオウムの仲間の中で最大だという。 古生物学者の国際チームが英国王立協会(Royal Society)の専門誌バイオロジー・レターズ(Biology Letters)最新号に発表した論文によると、見つかっている足の骨から推測されるこのオウムの大きさは、体高約1メートル、体重は最高7キロ程度。 クライストチャーチ(Christchurch)にあるカンタベリー博物館(Canterbury Museum)のポール・スコフィー

                      体高1メートル? 世界最大の超巨大オウム、化石発見 ニュージーランド
                    • Your smartphone is a mobile lab.

                      Ars legendi-faculty award (2020) of the Stifterverband, the German Physical Society (DPG) and others In 2020 the Ars legendi-faculty award was given to Prof. Heidrun Heinke, Dr. Sebastian Staacks and Prof. Christoph Stampfer for the development of phyphox and its lasting effect for academic teaching and physics classes at school. This award is selected by the Stifterverband, the German Mathematica

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                      • ゲノム編集で生物を進化させることに成功、ただのハエが「毒を食べるハエ」に

                        by geralt カルフォルニア大学バークレー校の科学者たちが、ゲノム編集技術の一種であるCRISPRを用い、ハエの一種であるショウジョウバエにかつてないほどの進化的優位性を与えることに成功しました。研究チームはゲノム編集で遺伝子に3つの小さな変更を加えることで、ショウジョウバエを「毒を食べて体内に蓄え、捕食者から身を守る能力を持ったショウジョウバエ」に進化させています。 Genome editing retraces the evolution of toxin resistance in the monarch butterfly | Nature https://www.nature.com/articles/s41586-019-1610-8/ CRISPR flies have been gene edited so they can eat poison https://ne

                          ゲノム編集で生物を進化させることに成功、ただのハエが「毒を食べるハエ」に
                        • カンガルーは人類よりも進化的に先を行く存在だった⁈ - ナゾロジー

                          カンガルーは人類よりも進化の先を行く存在なのかもしれません。 イギリス自然史博物館(NHM)の研究チームは、カンガルーやコアラを代表とする「有袋類(ゆうたいるい)」が、ヒトを含む他の哺乳類よりも進化的に先を行っている可能性があることを発表しました。 専門家らはこれまで、袋の中で子を育てる有袋類を”卵生の哺乳類(カモノハシやハリモグラ)”と”胎生の哺乳類”の中間に位置づけ、「人類よりも原始的(primitive)な存在だ」と考えてきました。 しかし今回の研究では、哺乳類の共通祖先から最も進化幅が大きかったのは有袋類であることが判明したのです。 研究の詳細は、2023年4月28日付で科学雑誌『Current Biology』に掲載されています。 Marsupials Are ‘Far More Evolved’ Than Other Mammals, Even Humans https://w

                            カンガルーは人類よりも進化的に先を行く存在だった⁈ - ナゾロジー
                          • プログラミング学習Recursion創業者インタビュー|幼少期から結成秘話まで聞いちゃいました - わたしのまいにち

                            2020年8月7日にスタートしたばかりのプログラミング学習サービス「Recursion」 テストユーザーで参加させていただいてから、私もすごくハマっているサービスです。 毎日数時間プログラミングとコンピュータサイエンスについて勉強しています。 今回は、このRecursionを開発した中の人に迫ります。 創業者の1人、田島慎也さんにインタビューさせていただきました。 結成秘話まで詳しく聞き出しましたよ! Recursion中の人にインタビュー|才能あふれる若き創業者に聞く! 田島慎也さん Shinya / CS学習サイトRecursion@shinya_cal 渡米後の挫折|スキルのない外国人に需要はなかった Recursion結成秘話|日本のコンピュータサイエンス事情を憂う若い2人が出会う Recursionはアウトプットを中心とした定着力の高いプログラミング学習サービス Recursio

                              プログラミング学習Recursion創業者インタビュー|幼少期から結成秘話まで聞いちゃいました - わたしのまいにち
                            • 「怒り」はよくて「嫌悪感」はダメなのか?(読書メモ:『感情と法』②) - 道徳的動物日記

                              感情と法―現代アメリカ社会の政治的リベラリズム 作者:マーサ ヌスバウム 慶應義塾大学出版会 Amazon 前回の記事でも触れたように、『感情と法」の第2章と第3章では、おおむね「嫌悪感は不適切で理に適っていない感情だから法律に組み込んではいけないが、怒りは適切で理に適った(ものになり得る)感情であるから法律に組み込むべきである」という議論が展開される。 この議論はかなり興味深いものではあるが、わたしとしては、ヌスバウムは「怒り」という感情を過剰に高く評価したり理想化したりしているように思えたし、逆に「嫌悪感」という感情を低く評価し過ぎて貶めているように思えた。 わたしがまず疑わしく思ったのは、嫌悪感(disgust)について、「汚染源を拒否したいという感覚」であるとしているだけでなく「自分の死や有限性を思い起こさせるもの」とか「アニマル・リマインダー(自分が動物であることを思い起こさせる

                                「怒り」はよくて「嫌悪感」はダメなのか?(読書メモ:『感情と法』②) - 道徳的動物日記
                              • 出産したばかりの女性は無関係なパターンが顔に見える「パレイドリア現象」を起こしやすいという研究結果

                                by Trevor Hurlbut 「パレイドリア」と呼ばれる心理現象は、無秩序な雲の形から人間の顔を思い浮かべるような現象です。クイーンズランド大学とサンシャインコースト大学の研究チームが、実際に顔が存在しないにもかかわらず、顔を思い浮かべるパレイドリア現象は出産したばかりの女性で起こりやすいという研究結果を発表しました。 Preliminary evidence of an increased susceptibility to face pareidolia in postpartum women | Biology Letters https://royalsocietypublishing.org/doi/10.1098/rsbl.2023.0126 Women May See More Illusory Faces After Childbirth, Study Finds :

                                  出産したばかりの女性は無関係なパターンが顔に見える「パレイドリア現象」を起こしやすいという研究結果
                                • COVID-19 Vaccine Shipped, and Drug Trials Start

                                  Moderna Therapeutics, a biotech company based in Cambridge, Mass., has shipped the first batches of its COVID-19 vaccine. The vaccine was created just 42 days after the genetic sequence of the COVID-19 virus, called SARS-CoV-2, was released by Chinese researchers in mid-January. The first vials were sent to the National Institute of Allergy and Infectious Diseases (NIAID), part of the National Ins

                                    COVID-19 Vaccine Shipped, and Drug Trials Start
                                  • 「食べないでください!」 交尾直後にメスからすごい勢いで飛んで逃げるオスグモを発見! - ナゾロジー

                                    交尾後にメスがオスを食べる行動は、カマキリやクモの間でよく見られます。 こうした習性の生き物では、オスはもう悟りの境地なのかなと思ってしまいますが、実のところオスは冗談じゃないと思っていたようです。 中国・湖北大学(Hubei University)の研究で、マツガエウズグモのオスは、交尾後にカタパルト方式でメスから飛んで逃げることが判明しました。 そのスピードは肉眼では追えないほどで、最大で秒速88センチに達するとのこと。 さらにこの行動を衝立などを置いて妨害すると、オスはメスに食べられてしまうそうです。 研究の詳細は、2022年4月25日付で科学雑誌『Current Biology』に掲載されています。 These male spiders catapult at impressive speeds to flee their mates before they get eaten h

                                      「食べないでください!」 交尾直後にメスからすごい勢いで飛んで逃げるオスグモを発見! - ナゾロジー
                                    • カモノハシ、大型の堰越えられず危機的状況に 論文

                                      カモノハシ。豪シドニーのタロンガ動物園提供(2021年3月4日提供)。(c)AFP PHOTO / RICK STEVENS / TARONGA ZOO 【11月5日 AFP】カモのようなくちばしを持ち、卵を産むユニークな哺乳類でオーストラリアにしか生息していないカモノハシが、川にある高い堰(せき)で移動を妨げられ、危機的な状況にあるとする論文が今週発表された。 科学誌コミュニケーションズ・バイオロジー(Communications Biology)に掲載された論文は、カモノハシは人間が作った大型の堰を乗り越えることができないと指摘している。 論文の筆頭著者で豪ニューサウスウェールズ大学(University of New South Wales)のホセ・ルイス・ミハンゴス(Jose Luis Mijangos)氏はAFPに対し、「(オーストラリアの)カモノハシの成獣の生息数はわずか3万匹

                                        カモノハシ、大型の堰越えられず危機的状況に 論文
                                      • 地下茎は葉の形を変えて地中を伸び進む ドクダミやイネ科の雑草がはびこる仕組みの一端を解明

                                        【発表のポイント】 地下や地表を横方向に伸びる茎は、葉身のない小さな葉をつけることで、土の中でも旺盛に伸び進めるための適応をしていることがわかった。 横に伸びる茎をもつ植物は、共通して、BOP遺伝子を強く働かせることにより、葉身をもたない小さな葉を形成するという戦略をとっていることが明らかになった。 横に伸びる茎の制御は、作物生産や雑草防除という観点から重要である。 【概要】 ドクダミ、スギナ、イネ科雑草など、しぶとい雑草の多くは地下で伸びる茎(地下茎)を地中に這わせて旺盛に繁殖していますが、地下茎を成り立たせる仕組みは解明されていませんでした。東北大学大学院生命科学研究科の経塚淳子教授と鳥羽大陽助教(研究特任)のグループは、地下で伸びる茎(地下茎)や地表を横に伸びる茎(ほふく茎)につく葉は、葉身をもたない構造に特殊化しており、この性質は土の中を伸びるために重要であることを示しました。葉を

                                          地下茎は葉の形を変えて地中を伸び進む ドクダミやイネ科の雑草がはびこる仕組みの一端を解明
                                        • 2億5000万年以上前の化石に残った虫食い痕から「植物が葉を丸めて眠っていた」ことが明らかに

                                          マメ科のネムノキなどを代表とする一部の植物では、夜になると花や葉が閉じる就眠運動がみられます。そんな植物の就眠運動が2億5000万年以上前から存在していた可能性があると、植物の葉の化石に残った「昆虫の食べた痕」から判明しました。 Specialized herbivory in fossil leaves reveals convergent origins of nyctinasty: Current Biology https://doi.org/10.1016/j.cub.2022.12.043 Insect bite marks show first fossil evidence for plants' leaves folding up at night https://phys.org/news/2023-02-insect-fossil-evidence-night.htm

                                            2億5000万年以上前の化石に残った虫食い痕から「植物が葉を丸めて眠っていた」ことが明らかに
                                          • 絶滅した巨大サイの新種を発見、パラケラテリウムの謎解明

                                            中国甘粛省で、巨大なサイの仲間パラケラテリウムの新種が発見された。頭骨の特徴から、現在のバクのように、柔軟性があり、物をつかむことができる鼻をもっていたと考えられる。(ILLUSTRATION BY YU CHEN) 現在のチベット高原は標高4000メートルもある広大な高原地帯だ。だが数千万年前には一部にまだ湿潤な森林があり、太古の巨大哺乳類の通り道となっていたらしい。 太古の絶滅巨大サイの化石が中国甘粛省で発見され、新種として6月17日付の学術誌「Communications Biology」に発表された。重さは最大でアフリカゾウの4倍に当たる24トンもあり、高さもキリンより高かったと見られる。 今回の新種は、パラケラテリウムの一種で、Paraceratherium linxiaenseと名付けられた。アジアの中央部には5000万年前から2300万年前ごろにかけて、角のない巨大サイの仲間

                                              絶滅した巨大サイの新種を発見、パラケラテリウムの謎解明
                                            • 新種化石を定説覆す場所で発見、大量絶滅を逃れようと大移動か

                                              先史時代の南アフリカに生息していた捕食者イノストランケビアが、仕留めた獲物に寄ってきた小型の動物を威嚇する様子の復元図。ペルム紀末の捕食者の急激な入れ替わりから、長期にわたって続いた大量絶滅の詳細が見えてきた。(ILLUSTRATION BY MATT CELESKEY) イノストランケビアは、アメリカクロクマほどの大きさで、サーベル状の犬歯をもつ単弓類(爬虫類のような特徴を持つ、哺乳類の祖先)だ。最初に見つかったのは、ロシア北部の2億5300万年以上前の岩石の中からだった。しかし、古生物学者たちは最近、ロシアから1万kmほども離れた南アフリカ共和国のカルー盆地という乾燥地帯でイノストランケビアの化石を発見した。 これほど遠い場所にたどり着いたのは、この長い牙をもつ捕食者が繁栄していたからではない。むしろ、地球史上最悪の大量絶滅の混乱から逃れようとした最後のあがきだった。現在のロシアにあた

                                                新種化石を定説覆す場所で発見、大量絶滅を逃れようと大移動か
                                              • 史上初めてイカの遺伝子編集に成功(米研究) : カラパイア

                                                「アメリカケンサキイカ(学名 Doryteuthis pealeii)」は、1世紀以上も以前からモデル生物として利用されてきた。 たとえば1940年代・50年代にはアラン・ホジキンとアンドリュー・ハクスリーがこのイカの巨大な軸索を使った実験を通じて、神経生物学の基礎につながる業績を残し、ノーベル生理学・医学賞を受賞している。 今回の『Current Biology』(7月30日付)に掲載された研究も、アメリカケンサキイカが科学に貢献してくれた新たな事例だ。遺伝子編集ツールで、イカ色素沈着に関連する遺伝子を変更することに成功したという。

                                                  史上初めてイカの遺伝子編集に成功(米研究) : カラパイア
                                                • シジュウカラはジェスチャーを使う―翼をパタパタ「お先にどうぞ」― | 東京大学 先端科学技術研究センター

                                                  東京大学 発表のポイント 野鳥の一種・シジュウカラが翼の動きをジェスチャーとして使用していることを発見。 これまでジェスチャーによるコミュニケーションは人間や類人猿など、ごく限られた動物でしか見つかっていなかった。 今後、さまざまな分類群を対象に、ジェスチャーに関する研究が盛んになると期待される。 発表概要 東京大学先端科学技術研究センター鈴木俊貴准教授と杉田典正特任研究員による研究グループは、野鳥の一種・シジュウカラが翼の動きをジェスチャーとして用い、特定のメッセージを伝えることを発見しました。 ジェスチャーは私たちにとって大切なコミュニケーション手段です。例えば、見て欲しいものに指を差したり、挨拶の時に片手を上げたり、別れ際に手を振ったり、体の一部を動かしてさまざまなメッセージを伝えます。 従来、ジェスチャーは人間や類人猿において特別に発達したコミュニケーション手段だと考えられてきまし

                                                    シジュウカラはジェスチャーを使う―翼をパタパタ「お先にどうぞ」― | 東京大学 先端科学技術研究センター
                                                  • ヨウムの「無私無欲の行動」 進んで仲間を手助けか 研究

                                                    【1月10日 AFP】困っている他者を助けるための無私無欲の行動は、哺乳類、特に人間や大型類人猿などだけに見られる特性だと、長い間考えられてきた。 動画:ヨウムの「無私無欲の行動」 進んで仲間を手助けか 研究 だが、アフリカに生息するインコ科の鳥類であるヨウムは、近しい関係にある仲間や「顔見知り程度」の相手にも自ら進んで手助けをすることが、最新の研究で明らかになった。自身の利益が期待できない場合でも、こうした行動を取るのだという。研究論文が9日の米科学誌カレント・バイオロジー(Current Biology)に掲載された。 研究論文について、共同執筆者で独マックス・プランク鳥類学研究所(Max Planck Institute for Ornithology)のアウグステ・フォンバイエルン(Auguste von Bayern)氏は、協力行動と社会的知性の進化に関する知識の向上をもたらして

                                                      ヨウムの「無私無欲の行動」 進んで仲間を手助けか 研究
                                                    • 失踪した中国人研究者の「消されたコロナ論文」衝撃の全訳を公開する(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース

                                                      新型コロナウイルスの「出所」について、議論が渦巻いている。「中国の生物兵器だ」などとする説がネット上ではまことしやかに流れる一方、中国政府は「米軍が中国へ持ち込んだのだ」と主張。さらに、そうした「新型コロナウイルスは人為的に生まれた」という論調を「陰謀説だ」として否定する向きもあり、世界中で感染が本格的に拡大する中、錯綜している状況だ。 【写真】13歳女優の官能シーンに批判殺到、上映中止に。女性監督が振り返る こうした最中、日本ではほとんど伝えられていないが、中国の研究者が書いた「消された論文」が海外メディアなどで話題となっている。そこには、中国に存在する「2つの研究所」が発生源として明記されていた――。 この衝撃的な論文を発表したのは、広東省広州市にある華南理工大学・生物科学与工程学院(School of biology and Biological Engineering)の肖波濤(B

                                                        失踪した中国人研究者の「消されたコロナ論文」衝撃の全訳を公開する(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース
                                                      • ワクチンが効かない可能性も… インドで新型コロナウイルスの「三重変異株」が見つかる

                                                        インドでは、新型コロナウイルスとの戦いに新たな脅威が現れた —— 三重変異株だ。 この変異株はベンガル地方から持ち込まれたサンプルから見つかった。既存の二重変異株から進化した可能性がある。 研究者らは、ワクチンの有効性に影響を及ぼす恐れがあると指摘している。 新型コロナウイルスの感染第2波、そして1つのウイルス内で2つの変異が起きる二重変異株と戦うインドが今、新たな脅威に直面している —— 三重変異株だ。 科学者らは、マハーラーシュトラ州、デリー州、西ベンガル州、チャッティスガル州の4つの州から持ち込まれた患者のサンプルから2つの三重変異株を検出した。 インドの研究者らはこれを「ベンガル株」と呼び、二重変異株よりもさらに感染力が強い可能性があると指摘している。 Times of Indiaの取材に応じたインドの研究機関CSIR-Institute of Genomics and Integ

                                                          ワクチンが効かない可能性も… インドで新型コロナウイルスの「三重変異株」が見つかる
                                                        • Major research lost after custodian flips switch on lab freezer, lawsuit claims Rensselaer Polytechnic Institute alleges it lost decades of scientific work because worker sought to stop "annoying alarms" coming from lab that contained super-cold freezer.

                                                          Rensselaer Polytechnic Institute filed a million-dollar lawsuit against a cleaning company after a custodian, seeking to stop an "annoying" beep, allegedly turned off a lab freezer and killed decades of "groundbreaking" research. The school in Troy, New York, had contracted with Daigle Cleaning Systems Inc. to clean the Cogswell Building lab between Aug. 17, 2000, and Nov. 27, 2020, according to a

                                                            Major research lost after custodian flips switch on lab freezer, lawsuit claims Rensselaer Polytechnic Institute alleges it lost decades of scientific work because worker sought to stop "annoying alarms" coming from lab that contained super-cold freezer.
                                                          • 相手に触れずに刺す、サカサクラゲのスゴ技を発見

                                                            上から見た若いおとなのサカサクラゲ。サカサクラゲが分泌する粘液から、刺胞を多く含む極小器官「カシオソーム」が発見された。米スミソニアン国立自然史博物館の無脊椎動物学部門で撮影。(PHOTOGRAPH BY ALLEN COLLINS) 米フロリダの沿岸からミクロネシアまで、世界のマングローブ林の海では、クラゲに触れなくても、海に入るだけでクラゲに刺されてしまうかもしれない。新たな研究で、相手に触らずに攻撃するサカサクラゲのスゴ技が明らかになった。 どうしてそんなことが可能なのだろうか? 2月13日付けで学術誌「Communications Biology」に発表された論文によると、サカサクラゲ(Cassiopea xamachana)が放つ粘液の中に、超小型の「毒入り手榴弾」が大量に含まれているという。 サカサクラゲの仲間は、べたつく粘液を大量に放出して、ブラインシュリンプ(アルテミアとも

                                                              相手に触れずに刺す、サカサクラゲのスゴ技を発見
                                                            • CIAが「マンモス復活を目指すハイテク企業」に投資していることが判明、一体なぜ?

                                                              アメリカの情報機関であるCIAが、In-Q-Telというベンチャーキャピタル会社を通じて、マンモスを復活させて野生に戻すことを目指す企業に投資をしていることが分かりました。 How Can We Use Biology to Solve Global Issues? - In-Q-Tel https://www.iqt.org/how-can-we-use-biology-to-solve-global-issues/ The CIA wants to bring woolly mammoths back from extinction | Live Science https://www.livescience.com/cia-wooly-mammoth-de-extinction CIAなどから資金を調達している投資会社のIn-Q-Telは、2022年9月20日にブログを更新して、合成

                                                                CIAが「マンモス復活を目指すハイテク企業」に投資していることが判明、一体なぜ?
                                                              • サメ保護に朗報 漁のコントロールは各国で可能、最新研究

                                                                フカヒレの形が崩れないよう、石をぶら下げて乾燥させる。最新の研究によれば、市場で取引されているフカヒレの大部分は、公海ではなく各国の排他的経済水域(EEZ)で漁獲したサメから採取されたものだという。(PHOTOGRAPHS BY FEDERICO BORELLA) アカシュモクザメ、オオヒレメジロザメなどの希少種から持続可能な漁業に適した普通種まで、毎年最大7300万頭のサメのヒレが、フカヒレスープなどアジアの伝統料理の材料として取引されている。一般に、フカヒレ取引は公海で漁獲されたサメのヒレが大部分を占めるとされてきた。公海での漁業に関するルールはあいまいで、加えて取り締まりも難しいため、サメを保護する活動を複雑なものにしている。 (参考記事:「シュモクザメの立体視覚は人間並み」) しかし、そうしたこれまでの認識を覆す論文が10月28日付けで学術誌「Biology Letters」に発表

                                                                  サメ保護に朗報 漁のコントロールは各国で可能、最新研究
                                                                • 50年前からの生物学の超難問にDeepMindの開発した「AlphaFold」がAIのパワーで道筋を示し研究が加速

                                                                  全ての生物学的プロセスはタンパク質を中心に展開していますが、3次元的な立体構造を持つタンパク質が、実際にどのような形状を持っているのかということは、この50年間ほとんど解き明かされてきませんでした。「タンパク質の立体構造を理解することは病気の治療・新薬の開発・環境問題の解決にとってブレイクスルーになるはず」と科学者の多くが取り掛かってきたこの「フォールディング問題」を、Google傘下の人工知能企業DeepMindが解決したと発表しました。 AlphaFold: a solution to a 50-year-old grand challenge in biology | DeepMind https://deepmind.com/blog/article/alphafold-a-solution-to-a-50-year-old-grand-challenge-in-biology A

                                                                    50年前からの生物学の超難問にDeepMindの開発した「AlphaFold」がAIのパワーで道筋を示し研究が加速
                                                                  • 中国の構造生物学の躍進と基盤施設の現状|上海老師

                                                                    「中国の構造生物学の躍進と基盤施設の現状」というタイトルで中国の構造生物学の歴史的進展や関連施設(放射光施設、電顕施設)の現状を紹介する記事を公開します。同名のタイトルにて日本のとある学会でもともとは今月にオンライン講演予定だったのですが、「服部が千人計画を通して中国への違法な技術流出や軍事研究に関わっている」という思い込みに基づく脅迫により、その講演は中止となりました。 そもそも私の研究分野では、研究成果はすべて論文として世界に向けて公開されます。また、私の研究分野である構造生物学は日本より中国のほうがかなり強い分野です。昨今、基礎科学において日本よりも中国のほうが強い分野が多くなっている中、そういった分野について日本への紹介を脅迫により妨害するというのは、日本が海外の現状を知る機会を奪うことになり、日本自身のためにもならないと思います。 実際、この紹介元記事についても、そもそも日本の役

                                                                      中国の構造生物学の躍進と基盤施設の現状|上海老師
                                                                    • 月の砂で植物栽培 米大学、初めて成功

                                                                      米フロリダ大学の研究室で、月の砂で栽培されたシロイヌナズナ。フロリダ大学食品農業科学研究所(UF/IFAS)提供(2021年5月5日撮影)。(c)AFP PHOTO / UF/IFAS 【5月13日 AFP】米フロリダ大学(University of Florida)の研究チームは12日、アポロ(Apollo)計画で月から持ち帰った砂で植物の栽培に初めて成功したとする実験結果を、科学誌コミュニケーションズ・バイオロジー(Communications Biology)で発表した。 研究チームは、アポロ11号、12号、17号が月の複数の場所から採取した、「レゴリス」と呼ばれる砂計12グラムを使用。約1グラムずつ指ぬき程度の大きさの容器に入れ、水を加えて種をまき、養液を毎日与えた。 栽培する植物にはシロイヌナズナが選ばれた。カラシナの仲間で育てるのが容易。最も重要なのは、これまで広く研究に使われ

                                                                        月の砂で植物栽培 米大学、初めて成功
                                                                      • 恐怖より歓喜の叫び声に人は敏感、通説覆す驚きの研究結果

                                                                        苦痛から高揚感まで、人はさまざまな感情によって叫び声を上げる。私たちの非言語的な発声の多様性を研究することが、言語の起源をたどる手掛かりになるかもしれない。(PHOTOGRAPH BY GLASSHOUSE IMAGES, ALAMY STOCK PHOTO) サッシャ・フリューホルツ氏は防音用のパッドが貼られた小さな部屋で深呼吸し、耳をつんざくような叫び声を上げた。フリューホルツ氏がそこにいた理由には、ビートルズが関係している。 ノルウェー、オスロ大学の認知神経科学者であるフリューホルツ氏は、1960年代のビートルズのコンサートを収録したビデオが頭から離れなかった。音楽が激しくなると、観客は本能的に喜びの反応を示し、金切り声や叫び声を上げる。「これらの人々にとっては、この圧倒的な高揚感を表現する方法がほかにないのです」 いかにももっともな観察だが、これまで人の叫び声に関する科学研究はほぼ

                                                                          恐怖より歓喜の叫び声に人は敏感、通説覆す驚きの研究結果
                                                                        • バイリンガル教育に関心がある親に知っておいてほしいこと

                                                                          「子供をバイリンガルに育てたいけれど海外在住でないと無理なの?」 「バイリンガル育児にはデメリットもあるって本当?」 子供をバイリンガルに育てたいとは思うものの、実際にどういう点に気をつければ良いのかよくわからない。そういった方は多いのではないでしょうか。 両親の母語や居住地、将来の展望などによってもバイリンガル教育のアプローチは変わってくるので、自分と同じ境遇・目的意識をもった人と出会いにくい、というのもあるかもしれませんね。 ちなみに私は一時期、家族で4年ほどイギリスで暮らしており、娘(当時2歳から6歳の年齢)をバイリンガル環境で育てました。 娘には外では英語、家では日本語で話すように言いきかせていました。 当時はまさに手探り状態で、「これは良くなかったな」と今思い返すと苦笑いしてしまうような失敗談もたくさんあります。 日本に帰国した今も、娘の英語力をめぐっては試行錯誤の繰り返しです。

                                                                            バイリンガル教育に関心がある親に知っておいてほしいこと
                                                                          • スッキリわかるAlphaFold2 - どこから見てもメンダコ

                                                                            注意: Alphafold2の手法解説です。使い方の説明ではありません 構造生物学ドメインにはある程度の説明をつけます アーキテクチャ設計の意図については個人の考察であり、正しさに何ら保証がありません AttentionとTransformerそのものについての説明は行いません AlphaFold2とは タンパク質折り畳み問題について タンパク質はバイオ・ナノマシン タンパク質立体構造の重要性 データ駆動の立体構造予測 AlphaFold2の概観 4つのモジュール AF2のやってることをざっくり理解する 0. データ準備 MSA (Multiple sequence alignment) の作成 MSAへのBERT風マスク導入 テンプレート構造の検索(任意) 1. Embeddingモジュール 入力データのOne-hot化 MSA Representation Pair Represent

                                                                              スッキリわかるAlphaFold2 - どこから見てもメンダコ
                                                                            • ディスプレイの夜間モードは逆効果?眠りにくくなるとの研究結果が発表 - iPhone Mania

                                                                              夜間にスマートフォンやパソコンなどのデバイスを使用するとき、ディスプレイを夜間モードに設定すると眠りやすくなる、と一般的に信じられていますが、むしろ逆効果の可能性があることが明らかになりました。 夜間モードの黄色い光は眠りの妨げとなる? 月に2度発行される学術雑誌Current Biologyに、ティム・ブラウン博士が興味深い研究結果を投稿しました。 ブラウン博士の研究は、実験マウスを使ってブルーライトが睡眠に与える影響を調査するというものですが、ディスプレイの夜間モードに使用されるような黄色い光はむしろ眠りを妨げることがわかりました。 ブルーライトに晒されるのをできるだけ抑えたほうが良いという考えは、約20年前のメラノプシンの役割の発見に起因します。メラノプシンとは眼に含まれる光を受容するタンパク質で、体内時計の管理を行っていると考えられています。 光の明るさレベルが色よりも重要 「メラ

                                                                                ディスプレイの夜間モードは逆効果?眠りにくくなるとの研究結果が発表 - iPhone Mania
                                                                              • 平和の象徴ボノボ、実は「ワル」がもてる? チンパンジーと比較研究

                                                                                コンゴ民主共和国ココロポリ・ボノボ保護区のボノボ(撮影日不明)。(c)AFP PHOTO / Martin Surbeck / Kokolopori Bonobo Research Project 【4月15日 AFP】霊長類の中でも人類に最も近いボノボとチンパンジーは、よく「平和を愛するボノボ」、「攻撃的なチンパンジー」といった具合に対照的に語られる。 だが、実はボノボの雄はチンパンジーの雄よりも1対1のけんかをする頻度が高く、よくけんかをする雄ほど交尾率が高いとする研究結果が11日、米科学誌カレント・バイオロジー(Current Biology)に11日発表された。 論文の筆頭著者を務めた米ボストン大学(Boston University)のモード・ムジェノ(Maud Mouginot)氏は、先行研究でボノボの雄の間に「繁殖の偏り」、すなわち子どもの数に大きな差があることが判明し、ボノ

                                                                                  平和の象徴ボノボ、実は「ワル」がもてる? チンパンジーと比較研究
                                                                                • 絶滅危惧種も見た目が9割!? 地味な魚は「危機レベル」が正しく評価されていない? - ナゾロジー

                                                                                  近年、気候変動や環境破壊により、生物種の減少がますます危惧されています。 そこで、絶滅危機に瀕する生物の保護・保全活動が、より一層盛んになってきました。 中でも、映画『ファインディング・ニモ』で有名になったクマノミのように、カラフルで美しい生き物は、専門家の関心を引きやすく、保護の優先順位も高くなっています。 しかしこのほど、仏モンペリエ大学(University of Montpellier)の研究で、ある注目すべき事実が判明しました。 それによると、美的に「地味で醜い」と評価される魚の方が、カラフルで美しい魚よりも、絶滅の危機に瀕している可能性が高いことがわかったのです。 にもかかわらず、見た目の地味さゆえに、保護の優先順位が低くなっているとのこと。 ルッキズム(外見至上主義)という言葉をよく耳にするようになりましたが、外見が重要になるのは海の世界の生き物たちも同様だったようです。 研

                                                                                    絶滅危惧種も見た目が9割!? 地味な魚は「危機レベル」が正しく評価されていない? - ナゾロジー