IHIは17日、赤外線カメラや人工知能(AI)を用いて、歩行者の体温を瞬時に測定し発熱者を検出するシステム「フィーバーチェック」の販売を20日から始めると発表した。病院や学校、商業施設などの屋内での利用を想定しており、新型コロナウイルス感染リスクの軽減を狙う。 3メートル以内にいる歩行者の体の表面温度を測り、パソコン画面に顔の画像と体温を表示。発熱者を見つけると音で知らせる。対象者がマスクを着用していても測定でき、誤差は±0・3度程度という。 約20分で設営が可能で、一つのキャリーバッグに収納できるといった特長もある。税関や空港用の検査装置を手掛ける子会社IHI検査計測(横浜市)が商品化した。