スホイ(Su)-27に乗ったオレクサンドル・オクサンチェンコ大佐(54) [ウクライナ831航空戦術旅団 フェイスブック] ウクライナの領空を守った「シルバーウルフ」に退役はなかった。ロシアが侵攻すると、直ちに祖国の空に復帰した。そして味方から敵機を引き離そうとしたが、ついに空で散華した。 【写真】ウクライナ上空で撮影されたミグ29戦闘機 「シルバーウルフ」と呼ばれるウクライナのトップガン(最優秀パイロット)オレクサンドル・オクサンチェンコ大佐(54)がロシア戦闘機との空中戦で死去したと、ウクライナ軍が明らかにした。 ウクライナのゼレンスキー大統領は先月28日(現地時間)、「世界最高の戦闘機操縦士の一人、オレクサンドル・オクサンチェンコ大佐が空中戦で死去した」とし「彼は(作戦中)敵の航空機を迂回させた」と伝えた。ゼレンスキー大統領はこの日、オクサンチェンコ大佐を含む軍人12人に英雄称号を授