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日本の左派やリベラル派はよく仲間割れしていると言われますし、実際ちょくちょくそれが目につきますが、これは何故なのでしょうか? 他でもよく似たようなことが言われますが、それはそもそも「左派」と呼ばれる集団は、元々まとまった一つの集団ではなく、言ってみれば「右派ではない」集団の総称だからだと思います。 つまり「右派」というのは、その国の主流派、または伝統的なやり方に適応した人々のことであり、それに適応していない人々の集団がまとめて「左派」と呼ばれているのであって、 実際には民族的マイノリティの集団、性的マイノリティの集団、宗教的マイノリティの集団、またそれとは別に単純に政治的に左派である人々など、それぞれ異なった背景と思想を持った集団の集まりなのだろうと思います。(さらに、これらの集団の間でも細かい違いがある)もちろん、マイノリティだからといって左派とは限りませんが。 ですから、その諸集団の間
アメリカ合衆国では,1964年公民権法において「人種,肌の色,宗教,性別,出身国など」に基づく差別が禁止され,そうした差別が行われたと認められた時には,裁判所はそれを是正するための「積極的差別是正措置(アメリカ)(アファーマティブ・アクション)」を命ずることができると規定された。アファーマティブ・アクションは本来,上記の趣旨での多様な措置を含むものだが,その中でもっとも注目されたのが高等教育機関の入学者選抜で,マイノリティ出願者の入学を確保するためにとられた措置であり,とりわけ一定の優先的な枠組みを設ける「クオータ(割当)制」が議論の的になってきた。 [アファーマティブ・アクションをめぐる三つの裁判] 公民権法制定を受け,カリフォルニア大学デーヴィス校のメディカル・スクールの入学者選抜では,マイノリティ出願者は「一般方式」の出願者とは競合しない「特別方式」で100人の定員のうち16人が入学
Missing The Revolution: Darwinism For Social Scientists 発売日: 2005/12/01メディア: ハードカバー さて第2章はアン・キャンベルによるフェミニズムの章だ.アン・キャンベルは進化心理学的に女性の犯罪傾向を含む心理について考察した本を書いていて,フェミニズムを語らせるにはうってつけの人選だろう. 前回も書いたが,フェミニズムはポストモダニズムと並んで進化生物学者からは評判の悪い議論だ.事実を説明するより女性の地位向上という政治的なアジェンダが先にたつので価値中立を目指す科学者から評判が悪いのは当然といえば当然だが,さてどう裁いてくれるだろうか. キャンベルはフェミニズムを「社会運動」と定義して,進化心理学者は敵であると認識されているという.そしてフェミニズムを3つの派(社会構築派,環境リベラル派,進化心理リベラル派)に分けて,
フェミニズムが社会運動なのか学問なのかって部分で、フェミニストは随分甘えがあるように思うんだよね。 社会運動家としての一貫性を追求されると、これは学問であり個人の思想や要求ではないと逃げるし、学問としての透明性や検証の担保をもとめられると社会運動家としての被害者論に逃げ込む感じ。 おそらく今現在の多くのフェミニストは、フェミニズムがなんで学問を経由しなきゃならなかったのか、そこが本当にわかってない。 フェミニズムが、暴力の次元で既存社会と戦うと負けるからなんだよ。この場合暴力っていうのは、いわゆる肉体的だったり経済的だったり権力的だったりするようなぱっと想像できる暴力だけではなく、民主主義的な、多数決の暴力によってもフェミニズムは負けちゃうんだ。なにせ、以前の社会では「女性の権利が男性より劣るのは当たり前」だったから(女性参政権、この文脈では多数決に参加できる権利ですら日本ではまだ100年
心が折れたので消しまーす. なんで折れたかっていうとtwitterで良識派の人に「非常に良質なまとめ」とかいって紹介されてたからでーす. 私は別増田との一連の会話の中でこの増田を書きました.当然ですが一連の会話で色んな論点が出てきていたので,この増田はあくまでそれらの会話を読んだことを前提として,それらの会話の中で触れていない論点に対して,別増田の疑問に応えるかたちで述べたものに過ぎません. トラバツリーをちょっと辿るだけでそんなのはわかったはず. それなのに,あの論点に触れられてない結局この論点はどうなっているんだその疑問に答えてないぞとかブコメでわめく人たちに本当に心を削られました.前の記事でとっくに答えたはずの疑問を何度も蒸し返す人たちに本当に疲れました.そしてこれを良質な「まとめ」と呼んで褒めそやす人たちが最後の一押しになりました.一連の流れをきちんと読まない人たちに読まれても・評
7月10日、甲南大学文学部より、本記事に関し、「掲載画像の一部が恣意的に切り取られ、悪意を持って解釈される可能性がある。甲南大学のキャンパスであることが特定できる写真、学生の顔が写っている写真を削除してほしい」との要請がありました。 なお、著者の田野大輔氏は、事前に授業を受講している学生には写真撮影の了承を得ていました。 上記の要請を受け、7月12日より、本記事のトップ画像、1〜2ページの画像を、削除するか、公開当初とは別の写真に差し替えています。 「受講生に制服を着させてグラウンドで行進や糾弾を行わせる『ファシズムの体験学習』という授業をやっています」 筆者がこう話をすると、たいていの相手は怪訝な顔をする。 「そんなことをして大丈夫なんですか?」 こうした懸念を抱くのも無理はない。何しろあの「悪の代名詞」たるファシズムである。ナチスを模倣したパフォーマンスを行うなど、いかにも問題がありそ
雨宮処凛さん 「男以上に成功してはいけない」「女は馬鹿だ」「家事も育児も女の仕事」といった、男性社会から求められる女性の生きづらさをつづった『「女子」という呪い』(集英社クリエイティブ)を上梓した、作家の雨宮処凛さん。男性視点でジェンダーを研究している社会学者の平山亮さんとの対談の前編では、男女の生きづらさの定義や、男性の受け身性について語ってもらった。後編では、どうすれば女性の生きづらさを男性は理解することができるのかに迫る。 (前編はこちら:男女の“生きづらさ”の違いとは? 「共に被害者」という主張が強くなっているジェンダー論) ■女性は過剰に責任を取らされてきた 平山亮さん(以下、平山) ジェンダーは非対称で、性被害者であっても、女性は過剰に責任を取らされてきました。だからある意味「あなたは悪くないんだよ、呪いのせいだよ」と、いったん責任を解除してあげる必要があります。逆に男性は「性
衆議院選挙を間近に控えて、自民党の憲法改正案が話題になっています。 その中で、自民党の参議院議員片山さつき氏の次の発言が特に問題になりました。 国民が権利は天から付与される、義務は果たさなくていいと思ってしまうような天賦人権論をとるのは止めよう、というのが私たちの基本的考え方です。国があなたに何をしてくれるか、ではなくて国を維持するには自分に何ができるか、を皆が考えるような前文にしました! 片山さつき on Twitter これに対し、「天賦人権論の否定なんて言語道断だ」という反応がある一方で、「天賦人権論なんておかしい、片山議員は正しい」という反論も複数出てきました。Twitter上での議論は既にかなりの量に上っています。以下のリストは私の目に付いたTogetterによる議論まとめを列挙したものですが、全部を網羅できてはいません。 自民党が公式に国民の基本的人権を否定し、さらに改憲案で日
「HINOMARU」は明確に愛国ソング 「さぁいざゆかん 日出づる国の 御名の下に」などと歌う、RADWIMPSの新曲「HINOMARU」(野田洋次郎作詞・作曲)が「軍歌っぽい」として話題になっている。 軍歌云々はあとで触れるとして、この歌はなにより明確に愛国歌(愛国ソング)である。 まず、歌詞の内容を確認しよう。 この歌は、「あなた」と「僕ら」でなっている。 「あなた」とは、「御国」であり、「日出づる国」であり、「帰るべき」祖国であり、「守るべきもの」である。 これにたいし、「僕ら」とは、日の丸を仰ぎ見ると感情が高まる者たちであり、「気高きこの御国の御霊」を身体に宿す者たちであり、父母から歴史を受け継いだ者たちである。 そして「僕ら」は「さぁいざゆかん」と鼓舞され、「あなた」の「御名」の下に、どんな困難があろうと突き進んでいく。たとえ「僕ら」の身が滅んでも、「あなた」は永遠に栄えよと願い
外国人の友達と靖国神社に参拝? 人気フォークデュオ・ゆずの新曲「ガイコクジンノトモダチ」(北川悠仁作詞・作曲。4月4日発売のアルバム『BIG YELL』に収録)の内容が政治的だとして話題になっている。 一部で炎上状態といっていいほど盛り上がっているが、本当に政治的に危険なものなのだろうか。 筆者は、政治と音楽の関係を長らく調べてきたので、どれどれと思い、さっそく歌詞を読んでみた。すると、うーんと唸ってしまった。 まずは、その内容を確認してみよう。 外国人の友達ができた。その友達は日本が好きで、「あなたは[日本の]どこが好きですか?」と訊いてくる。それにたいし「僕」は、自分が生まれ育った国に無知なことに気づき、少し戸惑ってしまう。 <なのに 知らないことばかりじゃないのか?> ここまでなら国際交流につきものの話だ。だが、歌詞はここから急展開する。 <なのに 国歌はこっそり唄わなくっちゃね>
はじめに 先日、広辞苑の「フェミニズム」の項目が新しくなったというニュースがありました。以前は「女性の社会的・政治的・法律的・性的な自己決定権を主張し、男性支配的な文明と社会を批判し組み替えようとする思想・運動。女性解放思想。女権拡張論」という説明だったのが、最新の第7版では「女性の社会的・政治的・法律的・性的な自己決定権を主張し、性差別からの解放と両性の平等とを目指す思想・運動。女性解放思想。女権拡張論。」という説明になったそうです。「男性支配的な文明と社会を批判し組み替えようとする」が「性差別からの解放と両性の平等とを目指す」に変わっています。「平等」という文言が入ったのは、明日少女隊というグループの活動の成果であり、敬意を表したいと思います。 けれど個人的には、「平等」という言葉が入ることでフェミニズムのイメージが変わるかというと、必ずしもそんなことないのではないかという気もしていま
Macska, Living in Postmodernity: The Third Wave Feminism and the Identity of Desire (1998, unpublished) Macska, Third Wave Feminism Explained! (2000) 「第3次フェミニズム」といっても、聞いた事がある人は少ないでしょう。 でも、少しフェミニズムについて知っている人なら、以前に「第1次」と「第2次」があった事はご存じだと思います。 「(e)merging.」を読むくらいの人なら、多少はフェミニズムに対する知識があるのではないかと思いますが、ここでは「第1次」から簡単にまとめた上で「第3次」の特徴を述べたいと思います。 が、その前にまず注意を。 まず、現在第3次についての研究は始まったばかりで、第1次・第2次ほどに既に受け入れられている学説は存在し
「反体制的」とは限らない音楽 「カーステレオの一曲目にも政治性」 「ゴッチは政治イメージを広げようとしている」 いよいよ始まるフジロック。「SEALDs」奥田愛基さんの参戦で盛り上がった「音楽に政治を持ち込むな」論争について、「そんなやりとりは非生産的だよ」と気鋭のポピュラー音楽研究者は待ったをかけます。なぜなら「音楽こそ政治」だからです。「だったらエグザイルの存在は?」「学校で合唱することも政治?」。大阪市立大学の増田聡准教授(ポピュラー音楽研究)が一連の騒動をクリアカットに読み解きます。 「反体制的」とは限らない音楽 ――国内最大の野外ロックイベント「フジロックフェスティバル」に、奥田さんの出演が決まると、「音楽に政治をもちこむな」という言葉がネット上にあふれました。 「これは『政治を持ち込むな』ではなく、ロックフェスのプログラムに左派的な政治主張を持ち込むなという反応ですよね。それが
政策を実現したいのであれば、政治家ではなくロビイストになれ――暗黙のルールになっていたロビイングのルールとテクニックを紹介した『誰でもできるロビイング入門』が話題だ。選挙やデモとは異なる社会の変え方について、著者の明智カイト氏に話をうかがった。(聞き手・構成/山本菜々子) ――明智さんは、LGBTなど性的マイノリティの自殺対策、いじめ対策をしている「いのち リスペクト。ホワイトリボン・キャンペーン」の代表をしながら、認定NPO法人フローレンスでもロビイストとして活動されてます。初の単著を出すと伺い、LGBTではなく、ロビイングの方で出すんだと意外な感じを受けました。 今回、この本を書いたのはあまりにもロビイングについて取り上げたものがなかったからです。本では、私のほかに、自殺対策に清水康之さん、病児保育・待機児童問題に駒崎弘樹さん、いじめ対策に荻上チキさん、児童扶養手当削減の反対に赤石千衣
لا إله إلا الله @lsisbaha 我々に慈悲は必要ない, 我々はあなたを許さない Allahの裁きを受けるであろう, あなたの政府は馬鹿@kelog21 @muhammadTIMEZ
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