超小型ロケットの分野で最大手の、米ロケット・ラボ(Rocket Lab)は2019年8月6日、これまで使い捨てていた「エレクトロン(Electron)」ロケットの1段目機体を、回収・再使用する計画を明らかにした。 1段目をパラフォイルで降下させ、ヘリコプターを使って空中で捕まえて回収して再使用するという計画で、打ち上げコストの低減ではなく、打ち上げ頻度を向上させることを目指す。早ければ2020年にも回収に挑戦するという。 回収に向けて、パラフォイルで降下するエレクトロンの1段目機体の想像図。このあと、ヘリコプターで捕まえる (C) Rocket Lab ロケット・ラボは米国に本拠地を置く宇宙企業で、ニュージーランドにロケットの生産施設や射場を構え、エレクトロンというロケットを打ち上げている。 エレクトロンは全長17m、直径1.2mの小さなロケットで、2段式を基本とし、また追加で3段目のキッ