空飛ぶタクシーの実現を目指す、ドイツのスタートアップ「リリウム(Lilium)」は、GMの元幹部のバリー・エングルが設立したSPAC(特別買収目的会社)との合併により、評価額33億ドル(約3660億円)でナスダックに上場する予定だ。 ミュンヘンを拠点とするリリウムは、今回の合併により8億3000万ドルを調達する予定で、そのうち3億8000万ドルはエングルのSPACから、4億5000万ドルは他社からの出資で調達する。リリウムは、eVTOLと呼ばれる電動の垂直離着陸機を用いて都市部の交通渋滞に打ち勝つことを目指している。 リリウムによると、この資金は7人乗りの新型電気航空機の開発とテストに使用され、2024年に商業運航を開始する予定という。フォーブスは今年2月、リリウムが5人乗りバージョンの計画を破棄し、よりサイズが大きい新型のエアタクシーの試験飛行が、2022年以降に実施されると報じていた。
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