【▲ 新型宇宙望遠鏡「ナンシー・グレース・ローマン」のイメージ(Credit: GSFC/SVS)】アメリカ航空宇宙局(NASA)は7月20日付で、宇宙望遠鏡「ナンシー・グレース・ローマン(Nancy Grace Roman)」について、スペースXとの間で打ち上げ契約が締結されたことを発表しました。打ち上げサービスやその他ミッション関連の費用を含む契約総額は約2億5500万ドルで、打ち上げには「ファルコンヘビー」ロケットが使用されます。 ローマン宇宙望遠鏡は、宇宙の加速膨張や謎めいた暗黒エネルギー(ダークエネルギー)、それに近年発見が相次いでいる太陽系外惑星に関連した観測を行うために打ち上げが計画されている宇宙望遠鏡です。その名称は、NASAの初代主任天文学者を務めたナンシー・グレース・ローマン氏に由来しています。ローマン氏は早くから宇宙望遠鏡の必要性を認識し、その実現に向けて尽力したこと
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