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ブックマーク / book.asahi.com (3)

  • 基地のある風景――小泉悠さん・評『世界の基地問題と沖縄』|じんぶん堂

    記事:明石書店 千葉県松戸市六実(むつみ) 書籍情報はこちら のっけから私事で恐縮であるが、評者は千葉県松戸市のはずれにある六実(むつみ)地区で生まれた。海上自衛隊下総航空基地と陸上自衛隊松戸駐屯地のちょうど真ん中に位置し、頭上にはいつもP-3C哨戒機やAH-1S対戦車ヘリコプターが飛んでいるという土地である。さらに南東部には陸上自衛隊習志野駐屯地があり、晴れた日には空挺団のパラシュートが輸送機からパラパラと蒔かれていく様子が小学校の窓からよく見えた。 こうした環境で育った筆者にとって、基地というのはごく普通に存在するもの――日常と非日常で言えば「日常側」の風景であって、そこに何か特別なものを感じたことはあまりない。おそらく多くの六実住人たちにとってもこれは同じであったのだろう。基地が何らかの政治的問題として扱われることはまずなかったし、その存在が意識されること自体があまりなかったように思

    基地のある風景――小泉悠さん・評『世界の基地問題と沖縄』|じんぶん堂
    rakko74
    rakko74 2022/09/08
  • 首都圏「ひとり本屋」6店 店主のこだわり空間で「掘り出し本」に出会えるかも|好書好日

    西荻窪「屋ロカンタン」 萩野亮さん。ロカンタンはサルトルの『嘔吐』の主人公の名前だが、英語ではなく響きが「文学的」で「奇天烈」なところが気に入っていると語った。 JR西荻窪駅南口の、商店や住宅が立ち並ぶ一角にある店は、なんと店主・萩野亮さんの自宅マンションの一室でもあります。「閉店後は平台を移動させたスペースに、布団を敷いて寝てます。生活感がない部屋ですねと言われますが、生活らしい生活が私にはありませんから」 紆余曲折の末、屋を開くに至った萩野さん。「わたしが実践しているのは、『私的所有の放棄』です。マイホームもマイカーも要らない。雨風がしのげて、眠れる場所があればいい。こたつがあればなおいい。自宅を屋として社会に開く。蔵書を手放して、代わりに新刊を商う。そうして日々、お客さんを迎える。それだけでいいんです」 屋ロカンタン(東京) 自宅の一室が屋。38歳店主の、山あり谷あり人生

    首都圏「ひとり本屋」6店 店主のこだわり空間で「掘り出し本」に出会えるかも|好書好日
    rakko74
    rakko74 2021/05/05
  • 朝日新聞「平成の30冊」を発表 1位「1Q84」 2位「わたしを離さないで」 3位「告白」|好書好日

    1位 『1Q84』(村上春樹、新潮社、2009年) 『1Q84』はBOOK1・2が平成21年、翌年BOOK3が刊行された。夜空に二つの月が浮かぶ「1Q84年」の世界で、10歳で離ればなれになった青豆と天吾が再会するまでの物語。カルト教団も描かれたことで、高い注目を集めた。毎日出版文化賞。21年の年間ベストセラー第1位(日販調べ)で、単行・文庫の累計部数は約860万部。 京都大教授の中西寛さんは「平成時代において最も注目を集めた文芸作品。野茂英雄が野球の世界で行ったように、日語文学の世界性を意識させた」と解説する。コラムニストの堀井憲一郎さんは「平成時代は『村上春樹の時代』でもあった。この書籍に対する期待度と売れ具合は尋常ではなかった。日常生活でふつうの人が小説を話題にできた最後の作品だったかもしれない」と評価した。文筆家の青木奈緒さんも「平成の日の世相を描いた、平成を代表する小説」と

    朝日新聞「平成の30冊」を発表 1位「1Q84」 2位「わたしを離さないで」 3位「告白」|好書好日
    rakko74
    rakko74 2019/03/08
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