「選挙で勝ったら何でも自由にできる」というのは民主主義ではない 連載 インタビュールポ 平松邦夫と「もうひとつの大阪」 第四回 第三回『「見出しが立たない」市長が語るメディアの劣化とtwitterの発信力』 はこちらをご覧ください。 [取材・文:松本創] 政治家と行政の長と。自治体のトップである首長は二つの顔を持つ。どちらに重きを置くか、その「使い分け」においても、橋下徹・大阪府知事と平松邦夫・大阪市長のスタンスははっきり異なる。それは一見、2人がテレビの世界にいた当時、コメンテーターとアナウンサーだった違いに似ていると言えなくもない。 橋下の発言や行動は、かなり政治家色が強い。地域政党「大阪維新の会」を率いて突き進む「大阪都構想」、中田宏・前横浜市長や山田宏・前杉並区長との交遊、最近では河村たかし・名古屋市長との共闘など、マスメディアで報じられる動きの多くは政治活動の範疇にある。 選挙で