脳内汚染のamazonレビューが本書の内容に賛同する意見と反対する意見とで、綺麗に二分されている。 そして、賛同側と反対側の意見が全くかみ合ってない。そもそも議論では無いのだから、かみ合う必要などないのだけど、同じ本について書かれた感想とは思われないほど、両者は違うベクトルを向いている。 反対者の主張は明確だ。主に筆者が前提としている統計(と印象論)による事実認識に異議を唱えるものがほとんどだ。反証資料として、何人かのレビュアが「犯罪白書」を持ち出している。 まとめるなら、本書の科学的証明の正しさに異議をとなえる。という路線だ。 対して、賛同者の主張は自らのゲーム体験や、人生哲学に基を置いたもので、「(ゲームを何となく良くないんじゃないかと思っている)自分の思いを代弁してくれた」というものが多い。 自分の主張は、「脳内汚染」に異議あり、というか、賛同者に異議あり、というものだ。 ゲームの世