米トランプ政権は今月15日、新型コロナウイルスのワクチン開発・生産・供給を加速させる「ワープ・スピード作戦」の概要を明らかにした。トランプ大統領は、第二次世界大戦中に原爆を開発した「マンハッタン計画」を引き合いに企業や政府機関を総動員する考えを示したが、その作戦の実態はベールに覆われている。 「ワープ・スピード作戦」は新型コロナウイルスのワクチン開発・生産・供給を加速させることを目標としたPublic Private Partnership(PPP、官民連携)だ。HHS(米保健福祉省)や傘下のCDC(米疾病対策センター)、FDA(米食品医薬品局)、NIH(米国立衛生研究所)、BARDA(米生物医学先端研究開発局)に加え、米国防総省や米農務省、米エネルギー省、米退役軍人省、そして民間企業を巻き込んだ横断的なプロジェクトになっている。さらに、米国防総省からはDARPA(米国防高等研究計画局)の
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