石川県中能登町で見つかった小魚=10日、大畠正吾撮影石川県中能登町で見つかった小魚=10日、大畠正吾撮影 たくさんのオタマジャクシが空から降ってくるという珍現象が相次いだ石川県で、今度は小魚約10匹が中能登町の住宅街で見つかった。事態が拡大する様相に、原因をめぐって専門家の見方も割れている。 100匹ほどのオタマジャクシが見つかった七尾市中島町から南へ約15キロ。9日夕、中能登町の近江幸雄さん(78)方のライトバンの荷台や側溝でフナとみられる3〜5センチの小魚が死んでいた。拾い集めると10匹ほど。「鳥がつまんで来たか。それにしても数が多い」と頭をひねった。 なぜオタマジャクシや小魚が降るのか。日本鳥類保護連盟石川県支部長の時国(ときくに)公政さん=七尾市=は鳥説だ。「アオサギなどが何かに驚き、えさのオタマジャクシを吐き出したのでは」と推測する。 現場は自然に恵まれた能登半島などにあ