冷凍食品の農薬混入事件でアクリフーズ群馬工場(群馬県大泉町)は操業を停止している。同社のもう一つの国内製造拠点である夕張工場(北海道夕張市)も生産が半減。地元経済に暗い影を落としている。 群馬工場の従業員は約三百人で、約八割が非正規雇用。三月で契約期間が切れる男性従業員は「仮に再開しても商品は売れないだろうし、通常の生産は無理。これからどうなるのか不安です」と打ち明ける。昨年末の混入発覚後、製造ラインは停止し、従業員は自主回収した商品の検品などに追われている。 大手メーカーの企業城下町として発展し、食品工場も多い大泉町だが、三洋電機が大規模な人員整理を行うなど、ここ数年は事業縮小が相次いでいる。村山俊明町長は「雇用や町の財政面への影響だけでなく、町内で製造された食品全体のイメージダウンにつながりかねない」と危惧する。 影響は夕張にも及ぶ。財政破綻から再建中の夕張市は働き口の不足が深刻で、従
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