男児2人が死亡した焼き肉チェーン「焼肉酒家えびす」の集団食中毒で、富山県は4日、同県砺波(となみ)市にある砺波店を4月23日に利用してユッケなどを食べた40歳代の女性が4日午前、死亡したと発表した。 県によると、女性は4月26日に腹痛を訴え、翌27日に入院し、腎臓障害を引き起こす溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症した。30日から昏睡(こんすい)状態に陥り、人工呼吸器を付けたり人工透析を受けたりしていた。「焼肉酒家えびす」の利用者で亡くなったのは3人目で、成人では初めて。女性は家族数人と食事をし、家族も入院中という。