【ロンドン=江渕智弘】英国による欧州連合(EU)の完全離脱から、31日で3年になる。出稼ぎ労働者の不足でインフレが深刻化するなど、足元では離脱の弊害が目立つ。最近の世論調査では、再加盟に賛成との意見が5割超を占めた。国民の思いと裏腹に政界は否定的な姿勢を示しており、EU復帰の可能性は低い。英国は2016年の国民投票で離脱派が勝利し、20年1月末に離脱した。11カ月の移行期間を経て、EUとの経済
高齢者、医療従事者や症状が重篤化しやすい人などから順番に新型コロナウイルスのワクチン摂取がスタート。しかし、その一方で、変異型の感染拡大がおさまらず、ロンドンをはじめ、イングランドの広い地域が警戒レベル・ティア4に指定された状態で新年を迎えた英国。ひどい1年となったが、禁煙に踏み切る人が記録的に増えた年でもあったという。BBCが伝えた。 英国には2019年の時点で約700万人の喫煙者がいると報告されていたが、喫煙者を減らす運動に取り組む慈善団体「Action on Smoking and Health」(Ash)の委託を受け、世論調査機関「YouGov」が行った調査で、昨年4月から6月の3ヵ月間で100万人余りが禁煙に踏み切ったという。 コロナ禍によるロックダウン後に行われた同調査では、喫煙をやめた人の41%は「コロナ禍が直接の理由」と回答。喫煙者はコロナ感染後、非喫煙者より14%発症しや
Sophie Lewis, “How British Feminism Became Anti-Trans“, (The New York Times, Feb 7, 2019) ソフィー・ルイスは、イギリスのフェミニズム理論家・地理学者。著書に、Full Surrogacy Now: Feminism Against Family (Verso, 2019)など。 「英国フェミニズムはいかにして反トランスになったのか」は2019年2月7日にニューヨーク・タイムズに掲載されたエッセイで、イギリスで台頭するトランス排除的なフェミニストの動きと背景を紹介しています。 この記事の中でルイスは、アメリカ合衆国(以下、US)と英国(以下、UK)とでは、トランスライツに積極的に反対している勢力に違いがあると指摘します。現在、USにおいて目に見える形で反対しているのは主に宗教右派です。これに対し、UKで
Levin, Sam, Mona Chalabi, and Sabrina Siddiqui, “Why we take issue with the Guardian’s stance on trans rights in the UK“, (The Guardian, posted Nov.2, 2018) サム・レヴィンはロサンゼルスを拠点に活動するガーディアンUSの特派員。モナ・チャラビはガーディアンUSのデータ編集者。サブリナ・シディクイはワシントンDCに拠点を置くガーディアンUSの政治記者。この記事は、ガーディアンUK本社チームがガーディアン社として執筆したトランス差別的な社説に対する、ガーディアンUSの記者による反論です。このため、社全体の意見ではなく、あくまでも個人署名記事という位置づけになっています。また記事中では、ガーディアンUKとガーディアンUSのトランスライツをめぐ
英変異種、高い死亡率 1000人中13人―政府発表 2021年01月23日08時02分 22日、ロンドンの首相官邸で、新型コロナウイルスに関してオンラインで記者会見するジョンソン英首相(AFP時事) 【ロンドン時事】ジョンソン英首相は22日の記者会見で、英国で流行している新型コロナウイルスの変異種について、「感染力が強いだけでなく、より高い死亡率に関連している可能性を示す証拠がある」と発表した。英国型の変異種は日本でも静岡や東京で市中感染が疑われる事例が確認されており、社会的懸念が一段と強まりそうだ。 東京の女児が変異種感染 渡航歴なし、市中感染か―厚労省 会見に同席したパトリック・バランス首席科学顧問によると、従来種による60歳の感染者1000人当たりの死者は約10人だったが、変異種ではこれが約13人に増えた。従来種よりも死亡率が約3割高い計算になるが、「これらの数値には不確実な点も多く
「お母さん、ごめんなさい。私の渡航は失敗です。お父さん、お母さん、心から愛している。息ができなくて死にそう」 家族のスマートフォンには、今も娘からの最後のメッセージが残されています。家族の負担を少しでも減らしたい。彼女はこんな思いを胸に、異国の地で働くことを目指しました。でも、その願いがかなうことはありませんでした。 (ハノイ支局長 道下航) 彼女は、親思いの女性でした。 田畑が広がる田舎町で育った彼女の名前は、ファム・ティ・チャ・ミさん(享年26)。再び海外で働くことに、父親は強く反対しましたが、「家族のために私が行くしかない」と話したといいます。弟が購入したばかりの車で事故を起こし、多額の借金を背負うことになった彼女の家族。 当時、彼女は、日本で働いてふるさとに戻ってきたばかりでしたが、海外で働くことを決めたのは、そんな両親の負担を少しでも減らそうと思ったからです。イギリスでネイリスト
【1月15日 AFP】英ロンドン塔(Tower of London)は14日、飼育しているカラス1羽が行方不明になり、死んだ恐れがあると発表した。英国には、ロンドン塔にカラスが6羽そろっていないと国が崩壊するという伝承がある。 「非常に悲しいお知らせがあります」。ロンドン塔はオンラインで声明を発表し、「私たちのいとおしいカラス、メリーナの姿がここ数週間見当たりません。長く不在が続いていることから、残念ながら死んでしまったのかもしれません」と説明した。 国の命運を握るカラスについては、いかなる時も塔に6羽そろえておくよう義務付ける勅令が17世紀に出されている。 折しも英国は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)と欧州連合(EU)からの離脱(ブレグジット、Brexit)で、すでに打ちのめされている。 だが、ロンドン塔の護衛兵ヨーマン・ウォーダー(Yeoman Warder)の一人
記者会見に臨むボリス・ジョンソン英首相。首都ロンドンで(2020年12月16日撮影、資料写真)。(c)Matt Dunham / POOL / AFP 【12月17日 AFP】英政府は16日、国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)から同国初となる子どもへの食料支援を受けたことが明らかになり、激しい批判にさらされている。 野党・労働党は、クリスマス休暇中に国内の貧困家庭約2000戸を対象に朝食を配布するための支援をユニセフから受けたことは「不名誉だ」と批判。同党副党首のアンジェラ・レイナー(Angela Rayner)氏は、「われわれは世界で最も裕福な国の一つだ」とし、「こうなってはならなかった」と述べた。さらに、英国の子どもたちが、紛争地帯や自然災害に見舞われた地域で活動する人道的慈善団体に依存する必要がないようにすべきだと批判した。 与党・保守党は以前にも、休暇中に最貧層の子ども向けに食
【12月16日 AFP】警官が麻薬の売人とおぼしい男が乗っている車を止め、車内を捜索したが、怪しい物は何も見つからなかった。しかし幸運だったのもつかの間、携帯電話で翻訳アプリを使おうとした男は、うっかり警官に自分の大麻栽培場を映した動画を見せてしまった──。 英ノーサンブリア(Northumbria)警察の14日の発表によると、サンダーランド(Sunderland)で検問を行っていたところ、一台のメルセデス・ベンツ(Mercedes Benz)の車内から大麻の強いにおいがしたため車内を捜索したが、疑わしい物は何も発見されなかった。 しかし、英語を話せない男が、警官の言っていることを正しく理解しようとして、携帯電話に入っていた翻訳アプリ「グーグル翻訳(Google Translate)」を開こうとしたところ、大規模大麻栽培場を映した動画が出てきたという。スティーブ・パッシー(Steve Pa
英イングランド南西部バースの駅に到着したウィリアム王子(左)とキャサリン妃(2020年12月8日撮影)。(c)Ben Birchall / POOL / AFP 【12月9日 AFP】英国のウィリアム王子(Prince William)と妻のキャサリン妃(Catherine, Duchess of Cambridge)が王室専用列車で国内各地を表敬訪問するツアーに出たことで、物議を醸している。新型コロナウイルス対策で移動制限が出されていることから、スコットランドとウェールズの政治家からは冷ややかな声が上がった。 夫妻は、コロナ禍の中でも人々の暮らしに必要不可欠な仕事に従事する「エッセンシャルワーカー」に感謝の意を表すため、全行程約2000キロにおよぶ表敬ツアーを開始。8日にはウェールズのカーディフに到着した。 だが、ウェールズのボーン・ゲッチング(Vaughan Gething)保健相は王
On The Hottest Day Of The Year In London, Passengers Only Ride Air-Conditioned Tube Lines <今週、西ヨーロッパ各地で過去最高気温を観測。エアコンが普及していないイギリスでは鉄道の利用を避けるよう呼びかける鉄道会社も> 穏やかな気候で雨も多いロンドンでは、エアコンはあまり普及していない。しかし今週25日、ロンドンでは7月の過去最高気温38.1度を観測。イギリスではこの一週間、全国的に高温に見舞われ、ロンドンでは通勤客がエアコンの効いた場所に逃げ込んでいる。 ロンドン交通局(TFL)は利用客に水を持ち歩き、地下鉄車内にはあおぐ扇子などを持参するよう呼び掛けている。エアコンが装備されていない地下鉄では、高温が危険なレベルに達する可能性があるためだ。乗換案内アプリ「Citymapper(シティマッパー)」は、
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