この宮城県という選挙区は、1956年の第4回・参議院議員選挙で自民党が初めて議席を獲得して以来、今日の今日まで自民党が完全に議席を失ったことはありませんでした。自民党から立候補した愛知治郎さんは、祖父が外務大臣や大蔵大臣を務めた偉大な政治家で、父の愛知和男さんも当選9回を誇る衆議院議員の重鎮。祖父の代から脈々と受け継がれてきた圧倒的な地盤と組織力で、愛知治郎さんが負けることなんて想像もできませんでした。一人のストロングスタイルの女性が、歴史的な快挙を成し遂げたのです。 愛知 治郎 50 現 自民公認・公明推薦 石垣 のりこ 44 新 立憲公認・国民・共産・社民推薦 三宅 紀昭 57 新 NHKから国民を守る党公認僕が石垣のりこさんに初めて会ったのは、参院選の真っ最中の時でした。僕は「選挙ウォッチャー」なので、まだまだたくさんの選挙区を回らなければならず、気持ちとしては宮城県にべったり張