初のコンクールでビリ。ツィメルマンは日本大好き 秘話で綴るクラシック演奏家の素顔(3)巨匠への道を邁進するピアニストの原点は 伊熊よし子 音楽ジャーナリスト・音楽評論家 連載・秘話で綴るクラシック演奏家の素顔 単行本「35人の演奏家が語るクラシックの極意」(学研プラス)に書くことができなかった、アーティストのこぼれ話、取材秘話を綴るシリーズの第3回は、ピアニストのクリスティアン・ツィメルマンの登場である。 ツィメルマンは1975年10月、ポーランドのワルシャワで開催されたショパン国際ピアノ・コンクールにおいて優勝を果たし、一躍世界から注目されることになった。当時18歳。ポーランド人の優勝は1955年のアダム・ハラシェヴィチ以来の快挙であり、同コンクールの最年少の優勝者であった。 以後、国際舞台で活躍する多忙なピアニストとなり、いまや真の巨匠としての道を邁進(まいしん)していることで知られる
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