タグ

ブックマーク / blog.ohgaki.net (10)

  • ほぼ全てのインジェクション攻撃を無効化/防止する入力バリデーション 〜 ただし出力対策も必須です 〜

    (Last Updated On: 2019年2月18日)入力バリデーションはセキュリティ対策として最も重要なセキュリティ対策です。なぜセキュリティ対策であるのか?を理解していない方も見かけますが「ほぼ全てのインジェクション攻撃を無効化/防止する入力バリデーション」の効果と拡張方法を見れば解るのではないでしょうか? ソフトウェア開発者が知っておくべきセキュリティの定義/標準/ガイドで紹介しているセキュリティガイドラインでは入力バリデーションが最も重要なセキュリティ対策であるとしています。 厳格な入力バリデーションを行うと、開発者が意識しなくても、非常に多くの脆弱性を利用した攻撃を防止できます。今回は比較的緩い入力バリデーション関数でも、ほとんどのインジェクション攻撃を防止できることを紹介します。 重要:セキュア/防御的プログラミングでは入力と出力のセキュリティ対策は”独立”した対策です。ど

    ほぼ全てのインジェクション攻撃を無効化/防止する入力バリデーション 〜 ただし出力対策も必須です 〜
    ryster
    ryster 2015/06/15
  • PHP本体でタイミング攻撃を防御できるようになります

    (Last Updated On: 2021年3月25日) PHP 5.6からタイミング攻撃に対する対策が導入されます。メジャーなアプリケーションはタイミング攻撃対策が導入されていますが、PHP 5.6から簡単に対策できるようになります。 タイミングセーフな文字列比較関数はhash_equalsとして実装されました。 http://php.net/manual/es/function.hash-equals.php タイミング攻撃とは タイミング攻撃とは、コンピュータが動作する時間の違いを測って攻撃する、サイドチャネル攻撃(副作用攻撃)と呼ばれる攻撃手法の1つです。HTTPSの圧縮の副作用を利用したサイドチャネル攻撃が有名です。 コンピュータの動作時間、温度、音、電子ノイズ、電力使用量など、アルゴリズム自体の脆弱性を攻撃するのではなく副産物を利用する攻撃方法でサイドチャネル攻撃の一種です。

    PHP本体でタイミング攻撃を防御できるようになります
  • セッションアダプションとセッションフィクセイションとセッションハイジャックの違いとは

    (Last Updated On: 2018年8月13日)徳丸さんがセッションアダプションをなくしても、セッションハイジャックが出来るのでsession_regenerate_id(true) (trueを付けると古いセッションデータは削除される)をしなければならないという記事を書かれています。 セッションアダプションがなくてもセッションフィクセイション攻撃は可能 http://tumblr.tokumaru.org/post/37676352092/session-adoption-and-session-fixation まず結論を書きます。徳丸さんが「セッションフィクセイション攻撃は可能」と言われているのは間違いです。正しくは「セッションハイジャックが可能」です。 この議論は別々の異なる脆弱性を一緒にした議論で正しい議論とは言えません。セッションアダプション、セッションフィクセイショ

    セッションアダプションとセッションフィクセイションとセッションハイジャックの違いとは
  • PHP 5.4のビルトインWebサーバの性能

    (Last Updated On: 2018年8月13日)PHP 5.4からCLIのphpコマンドにビルトインWebサーバ機能が追加されています。 ツイッターでWebrick(RubyのビルトインというかRuby製のWebサーバ)+素のRailsページはjRubyで44reqs/sec、cRubyで98reqs/secでした、とのツイートを見かけて、PHPのビルトインWebサーバはどの程度かな?と思って手元のマシンで実行してみました。 abコマンドを使ってローカルホストのnull.phpという空のPHPファイルにアクセスしました。 [yohgaki@dev ~]$ ./sapi/cli/php -S localhost:8008 > /dev/null 2>&1 [yohgaki@dev ~]$ ab -n 10000 http://localhost:8008/null.php 結果はこ

    PHP 5.4のビルトインWebサーバの性能
    ryster
    ryster 2011/11/23
  • PHP 5.4から利用できるtraitの利用例

    (Last Updated On: 2018年8月13日)PHP5.4からtraitが利用できるようになる事をご存知の方も多いと思います。 traitはコードの水平再利用を可能にする仕様拡張です。Rubyのmixinのような機能と言えば分り易いかも知れません。 誰でもtraitを利用したくなるようなコードをinternals@php.netのMLで見かけたので紹介しよう、と思って書いたのですがコピペしたコードをしっかり読んでなくておかしな所があった事を @sotarok さんに教えてもらいました。 元のコードは色々問題があるので書き直しました。こうやればアクセサーを沢山書く必要が無くなります。 https://gist.github.com/1379592 (読みやすいコードはこちらをどうぞ) <?php trait Accessors{ public function __get($na

    PHP 5.4から利用できるtraitの利用例
    ryster
    ryster 2011/11/18
  • DOMベースXSSの検出ツール

    (Last Updated On: 2011年11月3日)久しぶりにブログを更新すると色々書きたくなるものですね。ということでまだこのブログでは紹介したことがないDOMベースXSSのオープンソースツール、DOMinatorを紹介します。最近の商用ツールも類似の機能をサポートしています。 http://code.google.com/p/dominator/ DOMベースXSS: JavascriptはDOMを利用してHTMLを動的に変更できます。この機能を利用するとブラウザ側のJavascriptで動的に変化するWebサイトを構築できます。HTMLなどを修正するとデータにユーザが入力が含まれているとプログラマが意図しないJavascriptが実行できます。 要はクライアントサイドのJavascriptインジェクション攻撃の事です。 Javascriptは非常に柔軟な言語で便利な反面、セキュ

    DOMベースXSSの検出ツール
  • パスワードハッシュはsaltと一緒にハッシュ化する

    (Last Updated On: 2013年11月6日)このタイトルにするとsaltとは、という議論をもう一回する事になるのかもしれませんが、最も近い用語はsaltだと思うので、saltを用語として使います。 随分前からパスワードハッシュはユーザが提供したパスワードと、システムが保持している秘密のランダム文字列と一緒にハッシュ化する方がより安全である、と言っていました。異論がある方もいらしたのですが、どうしてより安全となるのか、場合によっては比べ物にならないくらい安全になるのか、良く分かるビデオを見つけたので紹介します。 (音が大きいので注意!) このビデオを見ると、SQLインジェクションでWebフォーラムのハッシュ化ユーザパスワードを盗み取り、レインボーテーブルを提供しているサイトを利用して「ランダム文字列のパスワード」を解析し、SQLインジェクション情報を提供していたセキュリティ関連

    パスワードハッシュはsaltと一緒にハッシュ化する
  • もうバージョンアップで困らない – PROVE for PHP

    (Last Updated On: 2018年8月14日)昨年のPHPカンファレンスで紹介したPORVE for PHP 開発版の公開を始めました。PROVE for PHPはこんなテストが出来ます。 PHPをアップデートしてアプリに影響が無い事を検証する PHPアプリをアップデートしても以前と同じように動作する事を検証する 使い方もとても簡単です。 テストケースの作成はブラウザからアプリを利用するだけ ロードバランサを用いて実運用サーバからのテストケースも作成可能 テストの実行はプログラムを実行するだけ 違いが在った場所はプログラムの何処か確実&簡単に判明 http://www.provephp.com/ 現状 CUIとコマンドツールでの管理のみ GUI(Web、GTK)は順次整備予定 PROVEを利用すればPHPセキュリティパッチがリリースされた場合に、アプリケーションの動作チェック

    もうバージョンアップで困らない – PROVE for PHP
  • セキュリティ専門家でも間違える!文字エンコーディング問題は難しいのか?

    (Last Updated On: 2018年8月13日)一見徳丸さんのブログは分かりやすいように思えますが、それは単純な実験により分かりやすいように見えるだけで複数の間違いがあります。 その間違いとは 意図の取り違い – 誤読 言語の仕様と実装の理解不足 HTTPやPHP仕様の理解不足 セキュリティ対策をすべき場所の理解不足 です。(※0) 徳丸さんは非常勤とは言え、国の出先機関の研究員であるし、その出先機関は職務放棄とも言える文書(「例えば、PHPを使用しない」と勧める文書)を公開している(いた?)のでしっかり反論しておく必用がありますね。IPAのあの文書は職務放棄と言える文書だと思っています。これについても後で意見を述べます。 意図の取り違い – 誤読 最初の間違いは私のブログのエントリ「何故かあたり前にならない文字エンコーディングバリデーション」に対する理解です。特にPHPユーザに

    セキュリティ専門家でも間違える!文字エンコーディング問題は難しいのか?
  • PHP開発者とユーザが知っておくべきシェルコマンドエスケープの内部処理

    (Last Updated On: 2018年8月13日)これから紹介する脆弱性はPHP 5.2.6で修正されています。修正された、とは言え注意が必要です。 PHPは古くからシェルコマンドとシェル引数をエスケープ処理する為に、escapeshellcmd関数とescapeshellarg関数を提供しています。 この関数はマルチバイト文字にも対応しているのですが、ビルドや環境によっては対応できていないときがあります。 escapeshellcmd/escapeshellarg関数ではC99で定義されてるmblen関数を利用しています。一般的なUNIX系システムではmblen関数は利用可能でると考えられるので、問題となる事は少ないと思いますが、PHPではphp_mblenマクロが以下のように定義されています。 #ifndef HAVE_MBLEN # define php_mblen(ptr,

    PHP開発者とユーザが知っておくべきシェルコマンドエスケープの内部処理
    ryster
    ryster 2009/01/05
  • 1