父の最晩年 これまでこのブログで書いてきたように、父は、「裸の王様」。 気に入らないことがあると母に当たり散らし、母はそれを何とかとりなし、娘は当たらず触らず。 本人は、自分が裸の王様であることに全く気付かず、ここまで生きてきました。 しかしここへ来て、母が入院。どんなにダダをこねようがそれを受け入れてくれた母も傍にいなくなり、身体の自由もきかなくなり、そして家も手放した父。 度重なる「喪失」に右往左往し、娘との関係にも暗雲が漂っています。 「お父さんといるとエネルギーを奪われて疲弊する」 それが姉と私の共通の思いです。 母の最晩年 脳梗塞で倒れ、入院中の母。 倒れる前の母は、常に父親の顔色を窺い、いつもため息をついている人でした。 ところが、父の元を離れ療養生活に入った母は、身体の自由こそ奪われて寝た切りにはなりましたが、表情はとても穏やか。 面会に行くと、「ありがとう、よく来てくれたね