2018年は面白いアニメが多い一年だった。 例えば南極を目指す女子高生たちの青春を描いた『宇宙よりも遠い場所』は青春ドラマの傑作であったし、『惑星のさみだれ』で知られる漫画家・水上悟志のネームを元に映像化した『プラネット・ウィズ』は先が読めない展開でワクワクさせつつも少年漫画の王道を征く物語で楽しませてくれた。 振り返ればいくつも「2018年の面白かったアニメ」は思い浮かぶわけだが、その中でも自分が特に気に入っていたのが『ゾンビランド・サガ』だ。 一話を最初に見た時は「なんだこの宮野真守と本渡楓の二人芝居だけで30分持たせることに成功しただけの映像は」と思ったものだが、二話の強引だが全く間違っていないラップバトルへの持っていき方に完全に心を掴まれてしまい、最終話まで本当に楽しい時間を過ごさせていただいた。あと、冷静に考えると『ゾンビランド・サガ』を構成するゾンビ!アイドル!佐賀!の三大要素