外観までスタイリッシュな「HOTEL THE GLANZ」 ――1,000軒以上を渡り歩き、”フィールドワーク”から性文化を学んだラブホテル評論家が、最新情報をレクチャー。 今年7月、とある宗教団体が経営するラブホテルが、7年間で約14億円の所得隠しをしていたとして関東信越国税局に指摘された。高さ約4mの白い観音像が入口で微笑んでいるこの怪しげなホテル、長野県を中心にチェーン展開し、地元では有名だったというが、昨今のラブホテル業界に見られる「異業種からの参入」「特殊な外観」というキーワードが垣間見られ非常に興味深いニュースだった。 ラブホテルと言えば外観に特徴のある建物が多いというのは、皆さん周知の通り。そもそも何故、外観が派手な建物が多いのだろうか? 今回はその辺りからラブホテルを考察してみたい。 ■ラブホテルの外観の歴史は、広告としての役割? まず、ラブホテルと聞いて思い浮かべるのは、