フェリーに大麻を持ち込んだとして、宮城海上保安部と宮城県警は22日までに、大麻取締法違反(所持)の疑いで、仙台市若林区河原町、職業不詳菊地亮容疑者(29)を逮捕した。 逮捕容疑は1月15日午後6時20~40分ごろ、北海道苫小牧港に着岸中の仙台行きフェリー「きたかみ」船内で大麻を所持した疑い。フェリー内で大麻154グラムが押収された。2月19日に逮捕された後、自宅で少量の大麻を所持した同法違反容疑で3月12日に再逮捕された。 宮城海保によると、容疑者はフェリーに乗り込んだ際、袋入りの大麻約50グラムをエントランスホール付近の廊下に落とした。船員に拾われたと知った容疑者は所持を隠すため残りを海に投げ捨てようとしたが、強い海風でほとんどがデッキ上に戻されたという。 海保などの調べに対し、容疑者は「北海道で買い、自分で使うために持っていた」と供述している。