ケナフを通して環境問題を考える学習会が5日、大井町立上大井小学校(同町上大井)で開かれた。5年生約70人が、CO2の削減や身近な製品に利用されている点など、ケナフの特性に理解を深めた。 ケナフは西アフリカ原産の一年草で、生育が早く二酸化炭素の吸収に優れているとされる。木材パルプなどの原料にもなるため、近年注目を集めている。 同校は環境教育の一環として、NEC湘南テクニカルセンター(同町西大井)の協力で、ケナフの種まきから刈り取り、加工まで一年を通して学んでいる。 この日は、同社社員が1年間で4メートル近く育つといったケナフの特徴を説明。ハンバーガーの包み紙や携帯電話にも使われていることを紹介すると、児童らは驚いていた。 森浦一翔君(10)は「いろんな製品に使われていてすごいと思った。育てているケナフが大きくなるのが楽しみ」と話した。