映画「日本のいちばん長い日」を見てきた。終戦70周年を機に、ということだろうか。原作は1965年刊行でベストセラーとなったノンフィクション、1967年に映画化(以下「前作」と呼ぶことにする)されていて、今回はそのリメイクということになる。前作の157分に対し本作は136分とちょっと短くなっているので、2番め「の」「いちばん長い日」は2番め「に」「いちばん長い日」でもある。原作も読んだし、1967年の作品はリアルタイムではないがテレビで何度か見たがその後新しい資料も出てきたしというわけで、今回どのように映画化されるのか興味があった。 以下、ひとくさり感想をば。 もともと歴史的事実を忠実に描こうとした作品だし、リメイクしたからとてストーリー自体は基本的に変わるものでもない。「日本のいちばん長い日」は、正確には1945年8月15日ではなく、1945年8月14日昼に、昭和天皇の「ご聖断」によってポ
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