★ リア充に“萌え”が上辺ならず浸透している 夕飯を外食したら、隣のテーブルが学生風の若年男性2人組だった。彼等は、隣のテーブルであるこちらにも会話の詳細が余裕で伝わる豊かな声量と抑揚でもって、「自分の大学の先輩が如何に賢いか」「自分のバイト先の女性が如何に美人か」「自分の知人が如何に意外にして豊富な人脈を持ち合わせているか」を語る合間に、合コンの計画を進めていた。 彼等の周囲を取り巻く人物の華々しさとそれを自負している様や、恋人or女友達獲得に意欲的である姿勢からして、彼等はいわゆる典型的なリア充であろうと推測できた。彼等は、「非モテ&非コミュに対して『要は勇気がないんでしょ?』と言い放つどころではなく、彼等の視野に非モテ&非コミュの存在等認識されもしないのではないか?」と思わせる程の、近寄り難い活力に満ち溢れていた。会話が耳に入るだけでも、僅かに残されたこちらの活動力が消費されていくよ