じつは最近、レヴィナスなどを読みかじり始めているせいで、しばらく見ないようにしていた内田樹先生の名前に再会する機会が多くなった。で、ついこの古いエントリー に行き着いて、(よせばいいのに)読んでしまった。怒り爆発のブックマーク などもくっついていて、相変わらずなんですね。反論は懐かしの同志kingさん の書いたもので言い尽くされているので(もう、痛快!)必要もないのだろうが、なんとも言えぬ居心地悪い読後感が残っている。というのは、「わからないね」をはじめとする哀れむべき言葉を読まされたからという理由だけではなく、この先生の言ってることが私がしてきた主張に妙に似ているからなのだ。私の書いたものを批判する人なんかに、「ほら、お前などウチダと同じポストモダン系保守なんだよ」とでも言われてしまいそうな内容なのである。だから厄払いだけはしておこうと思う。 好意的にとれば先生の言ってることは、人の意識