■天皇抜きのナショナリズム 1989年に昭和天皇が亡くなった日、私はたしか映画館に行ったと記憶する。何の映画を見たかは覚えていない。天皇の死に特に関心がなかった、というより、むしろ「無関心であるべき」というのが当時の私の考えだったように思う。*1 笙野頼子氏の『なにもしてない』(1991年)という小説は、「天皇即位式の前後」に「接触性湿疹をこじらせた」「私」が部屋に閉じこもって、いろいろ想像や妄想を巡らせたり、記憶や感覚を探ったりする日々を物語っているが、皇室報道や沿道の厳重な警備の様子が時折点描されて、「私」が「この国の無力な小市民」であることを対照的に浮かび上がらせると同時に、しかしその「私」のリアリティ(たとえば皮膚の「痒み」)こそが目下の関心事なのだという風に書かれていると思う。少なくともそこには、「私」の「密室空間」を、「皇室」の儀式や社会の「警備」状況に対置させるという意志があ
Posted by :早尾貴紀 (ネタバレ注意:まだ長く上映されていると思いますので、これから観られる方で、前もって感想や批評を読まれたくない方は、観たあとで読んでください。) 話題のスピルバーグ最新作『ミュンヘン』を観てきました。 以下はその雑感です。イスラエルやパレスチナでどういう受け止め方をされているかは、けっこうたくさんの批評文が出されていますので、あとでまた別にご紹介したいと思います。今回は、観てきて率直に気になったことを忘れないうちに記しておきます。 まず全体の印象として、 1、基本的には「パレスチナ側」の視点が稀薄で、一方的な語りであることは否めない。 2、しかし、主人公がイスラエルを離れ、モサドにも協力を拒否するなど、批判的視点を読み取ることはできなくもない。 ということが言えると思います。 「報復」という構図の崩壊 前者については、まずそもそも根本的なこの映画の構図――そ
っていうのをちょっと考えてみた。 ■近鉄が買う ODDS:50倍 野球チーム買収騒動のときのよしみ。当時はライブドアが近鉄球団買収とか言ってたのに、逆に買収されるというウィットで。 ■ドンキホーテが買う ODDS:8倍 これが実現すれば最強のDQNコングロマリットの誕生。 ■伊藤譲一が買う ODDS:12倍 彼の容姿を見て、世間はホリエモンが何者であったのかを初めて知ることになる。これはいいシナリオかも。 ■ユークスが買う ODDS:64倍 実現のあかつきには新日本プロレスとドラゴンドアが合併というどうでもいい展開に期待が出来そう。 ■株式会社ミクシィが買う ODDS:30倍 で、あらためてフレパのデザインをパクるっていうのはどうか? 【関連】ライブドアを買収するタイミングと意外な盲点
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