■[雑記][本]『福祉国家/社会的連帯の理由』(の齋藤論文) 『福祉国家/社会的連帯の理由』の齋藤純一論文を読む。学会報告しようとしてることの内容に一番近い論文だと思ったので。他の方の論文はユルユルと(新川論文も――特に、ボランタリー・アソシエーションと連帯、あるいは社会(関係)資本の関係について論じた後半部分は――読んだけど)。 福祉国家/社会的連帯の理由 (講座・福祉国家のゆくえ) 作者: 斎藤純一 出版社/メーカー: ミネルヴァ書房 発売日: 2004/04 メディア: 単行本 齋藤は、序論で、本書の目的を以下のように説明する。 本書は、社会的連帯の理由をあらためて問いなおそうとする試みである。ここでいう社会的連帯とは、互いの生を保証するために人びとが形成する人称もしくは非人称の連帯を指す。非人称の社会的連帯は、保険料の拠出や納税というかたちをとった資源の移転をともなっており、社会的