今年も残すところあと9日。 現在、イオ編集部では来年2月号の編集作業の真っ最中です。2月号は年末年始の休みを間に挟むので毎回忙しくなります。 そんな中、4日前の19日に金正日総書記の逝去という突然の訃報が飛び込んできました。正午に「特別放送」を行うという予告、そして総書記の逝去を伝える女性アナウンサーの涙交じりの声。その瞬間、本誌編集部がある朝鮮新報編集局フロアは騒然となり、その後、水を打ったように静かに、沈うつな空気が流れました。 総書記死去後の朝鮮はどうなるのか。28日の永訣式と29日の追悼集会で今後の道筋がある程度示されるでしょう。これについては、また別の機会に書きたいと思います。 そして(悪い意味で)予想通りというべきか、日本では金総書記逝去を機に、社会的憎悪の対象としての「北朝鮮」がまたぞろ立ち上げられようとしています。マスメディアには事実の無視や憶測に基づいた報道が流れ、政治家