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ブックマーク / kechack.hatenadiary.org (13)

  • 国民のマジョリティーは新自由主義でも社民主義でもない - Munchener Brucke

    新自由主義か社民主義かという議論は、正直空振りにあることが多い。なんやかんや、日で常に支持されているベタな考えは「税金の無駄遣いをやめて、その分で社会保障を充実」という思想だからだ。これは55年体制時代から、現在まで何ら変わっていないということをこの頃痛感する。 55年体制というのは、公共事業型「大きな政府」の自民党と、社会福祉型「大きな政府」の社会党という対立構造であった。社会党は既に大きな政府である現状で更に大きな政府にするための「増税」を謳うことはなく、基的に「税金の使い道を変える」ことを主張し、政府の増税策に対しては常に反対する立場を取ってきた。これについては共産党の同様の立場であった。 80年代末に、保守政治家の中から「税金の無駄遣いを止める」というような税金の使い道を変える議論が盛んに為されるようになった。その中で起きたのが自民党の分裂と新生党、新党さきがけ、日新党の誕生

    国民のマジョリティーは新自由主義でも社民主義でもない - Munchener Brucke
    sarutora
    sarutora 2008/02/11
    >本当に新自由主義の理念に共感して支持した国民はそれほど多くないと思う。…成功できなかった人には厳しい世の中が固定化するとまで多くの人は思っていなかった
  • 自民党とネット右翼はもはや言葉が通じない−毒ギョウザ問題にみる− - Munchener Brucke

    安倍政権崩壊以降、すっかり元気のなかったネット右翼たちが元気だ。待ってましたと言わんばかりの中国の毒ギョウザ事件が起きたからだ。 同時に、小泉-安倍政権を通じて、政権に寄り添っていたネット右翼と政権との距離が、確実に乖離していることも痛感した。 ネット右翼の間では、今回の件で「なぜ政府は中国品の輸入禁止に踏み切らないのか」という批判が強い。福田政権がこの問題において慎重な対応に終始しているからである。 残留農薬対策で協力と福田首相=舛添厚労相、再発防止策徹底−参院予算委 1/31時事通信 【官房長官会見】「中国産品買い控え 止めることはできないが…」 1/31産経 「中国産だから、ことごとくすべてだめだと言い切るのはいかがなものでしょうか」 この問題を理解する前提として、中国経済の基礎知識を共有せねばならない。中国は13億という人口を背景に巨大な国内市場を抱え、製造業が血眼になって輸出

    自民党とネット右翼はもはや言葉が通じない−毒ギョウザ問題にみる− - Munchener Brucke
    sarutora
    sarutora 2008/02/03
    ネット右翼はなぜ「保守」のはずの自民党の先生が中国詣に余念がないのかが理解できない。自民党の先生の多くが考える「国益」とは…今日的には日本企業が中国において金儲けができること
  • 命令もないのに人が自決したとしたら、その方が余程恐ろしいことではないか!  - Munchener Brucke

    一般に自由主義史観とか反自虐史観の立場の人は、どうも「旧軍を悪者にするな」という点に執着し過ぎている気がする。それが文部科学省の検定にどこまで影響力を与えているかは知らないが、政府首脳の顔ぶれから、影響力は無視できない状況であろう。 今回の検定の論点は「集団自決に軍の正式な命令はなかった」という点だが、命令系統の正当性を争って旧軍の責任を最小化する運動にどのような意味があるのか? 私はいっそのこと軍の命令であってくれた方がよほどすっきりする。それならばそんな非道な命令を下すような軍隊を今後作らなければいいという明確な反省ができる。むしろ「軍の正式な命令がないのに、これだけの民間人が集団的に自決した」ということの方が、余程悪質に感じられる。教育や法にのっとらない社会的な圧力や同調的な意思決定を駆り立てによって、人間が自決するとしたら我々はいったいどうすればいいのか? 現代社会にも様々な同調圧

    命令もないのに人が自決したとしたら、その方が余程恐ろしいことではないか!  - Munchener Brucke
    sarutora
    sarutora 2007/04/03
    >「いじめ」と「戦争」は地続き/違う問題を違う問題のままにしてしまうのは簡単なことです。そうでないことを証明することに知の醍醐味があるのではないでしょうか?
  • なぜ女性が石原慎太郎を支持? - Munchener Brucke

    朝日新聞社は17、18の両日、東京都内の有権者を対象に都知事選に関する第2回情勢調査を行い、取材で得た情報をあわせて告示前の情勢を探った。現職の石原慎太郎氏(74)の支持が前回調査(10、11日)から拡大し、前宮城県知事の浅野史郎氏(59)にやや差をつけている。石原氏は幅広い層に浸透し、特に女性の支持が伸びた。 3/19 朝日新聞 このニュースはかなり衝撃的だったようだ。特に石原都政に苦い思いをしているフェミニストの方々にはショックだったようだ。なぜ「閉経した女性無用論」「ババア」と侮辱されても、なぜ同じ女性がこうも石原を支持するのか理解に苦しいところであろう。ただフェミニストの方々はアンチ・ジェンダーフリーのバックラッシュについてもう少し客観的な分析ができないと、この流れに対峙する策を打てないであろう。意外なことに現職の石原知事の最有力対抗馬と目される浅野史郎候補が冷静なコメントをしてい

    なぜ女性が石原慎太郎を支持? - Munchener Brucke
    sarutora
    sarutora 2007/04/03
    >差別をしている人たちには差別をしているという意識ない。むしろ女性や障害者を保護すべき対象と見ている。ただ保護の対象が自己主張をした瞬間に「なまいき」だと態度変わる。その瞬間差別始まる(浅野)
  • いんちきネオリベラリスト注意報 企業に甘いだけ - Munchener Brucke

    最近の経団連の御手洗会長の発言といい安倍内閣の経済財政諮問会議の八代尚宏氏の発言といい、かなりおかしな発言が目立つ。これらは既にネオリベラリズムとは言えない、単に「企業に甘い」だけのまともな発言ではない。 ネオリベラリズムの処方箋は確かに公的所得再分配機能を低下させるものだ。最高税率を下げ、法人税を下げるのがセオリーである。私は対処療法的特効薬としてのネオリベラリズムは否定しないが、持続的な国の繁栄はネオリベラリズムではできないことは多くの事例で証明されている。 今の日はネオリベラリズムを常備薬として金科玉条とするどころか、ネオリベラリズムを曲解し、企業に都合のいい国家運営に導く道具にしようとしている。ネオリベラリズムにおいて自由と責任は表裏一体もののであるが、個人に対しやたらと自己責任を唱えるネオリベラリストも、企業に対する社会的責任には至って無関心であるペテン師が多い。社会的責任感の

    いんちきネオリベラリスト注意報 企業に甘いだけ - Munchener Brucke
    sarutora
    sarutora 2006/12/20
    >ネオリベラリズムにおいて自由と責任は表裏一体もののであるが、個人に対しやたらと自己責任を唱えるネオリベラリストも、企業に対する社会的責任には至って無関心であるペテン師が多い。
  • Munchener Brucke - 保守主義とは何か 個人を吸収する共同体 広井良典千葉大教授

    保守主義の特徴 保守主義の特徴は自由主義や社民主義と対比するとわかりやすい。独立した個人が自由に競争すればいいという自由主義にブレーキをかける意味では保守主義と社民主義は似ている。保守主義は個人を共同体の方に吸収してゆく方向。社民主義は個人をベースに自由主義で失われた共同体を公共性によって回復しようとする。 保守主義の国家感 保守主義は来ムラ社会で完結するのが来の姿で、来は国家の介入を嫌う。ただムラの共同体が同心円を広げて国全体が一つになるという保守主義的な国家感というものがあり、日もこれに当てはまる。地域や会社といった共同体が崩れ、個人が独立できないまま孤立し、繋がりを求める個人を国家が吸収する傾向が強まっている。 保守主義と社会保障 保守主義は家族や共同体の中の相互扶助が基だから、国家による社会保障はできるだけ小さいほうがいい。自民党政調会長時代の亀井静香が介護保険制度に関し

    Munchener Brucke - 保守主義とは何か 個人を吸収する共同体 広井良典千葉大教授
    sarutora
    sarutora 2006/12/01
  • 20代の政治意識 朝日新聞の安倍内閣支持率急落報道 - Munchener Brucke

    内閣支持率下落53%、無党派と若者離反 社世論調査 11月14日朝日 朝日新聞らしい報道。着眼点はいいが、喜ぶべき内容なのか?安倍首相の中国韓国訪問以降20代の支持率が落ちているということは、20代は親特ア政策を支持していないということではないか? 結果的に「左側」の方々がこれまで小泉政治とそれを支持する若者を一括りに「右傾化」と単純化する誤った解釈をする言論が目立っていたので、安倍政権と若者の支持の動きがその単純化の誤りを露呈した形となった。 結論から言えば、若者にうけるのは軍備重視、中韓への強硬論それと新自由主義だけなのである。伝統的家族感や伝統的倫理観という部分の保守主義は若者にはうけない。小泉は若者受けする部分をうまくピックアップしたカフェテリア型保守主義であったのに対し、安倍総理は対中韓強硬論を緩め、教育や倫理的なベタな保守主義を前面に出したので若者ウケしないのも当然である。

    20代の政治意識 朝日新聞の安倍内閣支持率急落報道 - Munchener Brucke
    sarutora
    sarutora 2006/11/27
    >若者にうけるのは軍備重視、中韓への強硬論それと新自由主義だけ(…)小泉は若者受けする部分をうまくピックアップしたカフェテリア型保守主義(…)安部総理は教育や倫理を前面に出したので若者ウケしない
  • ナショナリズムの今−小熊英二− - Munchener Brucke

    小熊英二のインタビューが朝日新聞に載っていた。小熊氏のは結構好きで読んでいる(といいながら〈民主〉と〈愛国〉―戦後日のナショナリズムと公共性を読み終えていない)のだが、教育法改正における愛国心の問題において貧困な意見が飛びかう中で、いいエッセンスが抽出されていた。 「近年は経済の停滞とともにナショナリズムが台頭した」という形容は少し単純。80年代以前にも「日的経営は優れていう」とか「日人は勤勉な民族だ」というあの時代のナショナリズムの表現があった。90年代以降は経済が停滞し、そういう表現が成立しなくなって、歴史認識や靖国問題などに焦点が移った。「ナショナリズムの表現形態が変わった」とみなすほうが適切でしょう。 著書の中でもこのような見解は述べているが、私の中では非常にクリーンヒットな見解です。私は80年代以前のナショナリズムにはなぜかシンパシーを感じるのですが、90年代以降のナ

    ナショナリズムの今−小熊英二− - Munchener Brucke
  • 90年代宝島言説はネット右翼の源泉か? - Munchener Brucke

    http://nwatch.cocolog-nifty.com/blog/2006/03/post_1d36.html こういう言説は多い。 宮台氏的に言えば、亜エリートの代表が宝島であり、亜エリートがエリートによる「良識」を批判するエネルギーが爆発したのが90年代であった。 しかし忘れて困るのは、そもそもエリートと規定されたマスコミ自体が超エリート集団である官僚組織を中心とした権力機構に対するルサンチマン的存在であることだ。マスコミ人は東大文Ⅲや早稲田出身者が多く、ほとんどが文1出身者である官僚に対して強いコンプレックスを持っている。日には2大政党制はなく、よくマスコミが野党の代わりであったといわれるが、超エリート集団に対するエリート集団のリベンジマッチでもあった。そこに自民党の名前も野党の名前もない。実質的に政治を方向付けていたのが官僚であることを誰もが知っているからだ。 この二項対

    90年代宝島言説はネット右翼の源泉か? - Munchener Brucke
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    sarutora 2006/03/20
  • 保守論壇における格差問題。 - Munchener Brucke

    最近、保守論壇においても「格差社会」や「下流社会」を特集するようになった。格差問題は今までは小泉政治を批判するレトリックとして利用される傾向になったが、今年に入って保守論壇も沈黙できなくなったのか。売れるから特集している面も否めないが。「国家の品格 (新潮新書)」に見られるような、最近の「お行儀の悪さ」に我慢できなくなった保守派が多いのも理由のような気がする。お行儀が悪いのは新興上流のホリエモン然り、下流の若者然りであるのだが。 Voice 3月号 二極化社会も悪くない 「金持ちは悪」という発想を捨てよう [対談]日下公人/渡部昇一 「格差」と言う奴はかつての左翼だ。左翼は滅びたのに、何か文句が言いたいから格差を問題だと囃し立てる。 まあそういう側面もあるが、最近の保守派が格差を問題にしている空気を読めていない。保守は平等という価値感を敵視しなければいけないという冷戦思想を引きずっている気

    保守論壇における格差問題。 - Munchener Brucke
    sarutora
    sarutora 2006/03/09
    >こういう保守派のおばちゃんが馬鹿へタレ保守を「中国の悪口を言えば私たちの仲間に入れるかと思ったら大間違いよ!」とビシッ!と叱ってくれると世の中も良くなるでしょう
  • 本質的には資本主義を受け入れてなかった日本人 - Munchener Brucke

    ライブドア事件で明らかになったことの一つに、日人が質的には資主義を受け入れていなかった*1ということである。私自身はホリエモンを擁護する気はさらさらないのであるが、堀江氏に対する日人に丸出しの音を見る限り、日的思想と資主義は親和性が低いと思わざるを得ない。 今更気付いたことではないが、日人の中に証券会社を未だに「株屋」と蔑み、投資や相場を博打やギャンブルと同列に卑しむ思想は日の底流で流れ続けてきたのである。この矛盾は戦後、日の伝統的保守層が反共の旗の下で金儲け集団と野合を続けてきたために顕かにならないできた。そしてこの野合の番頭に自民党が座し、野合がやがて1940年体制の基盤の上に日的資主義を形成したのである。GHQが財閥解体以外には決定的に日の従来システムにメスを入れなかったのは、当時はまだアジアに当に民主主義と資主義が根付くか疑問視する考えが根強かったから

    本質的には資本主義を受け入れてなかった日本人 - Munchener Brucke
    sarutora
    sarutora 2006/02/01
  • 見えぬ対立軸。ライブドア事件でより明確に! - Munchener Brucke

    未だにウヨクだのサヨクだの、自分の思想の対立するイデオロギーの虚像を描き、批判することに余念のないブロガーが多い。中には対立する思想を唱えている人間が当に存在するのか大いに疑問のある(例えば中韓に媚を売る日人。気で媚を売っている日人なんているの?)ものも多い。 自分の意見を際立たせるために、仮想敵を捏造するレトリックは、学者やマスコミでさえ多用する常套手段である。組織率の低下が著しくその社会的影響力も著しく低下しているのにも関わらず、仮想敵として未だに過大評価されている日教組などはその好例である。 私もネットウヨを批判するエントリーをしばしば書いているのではある*1が、ネットウヨというのは必ずしも一枚岩に存在している訳ではなく、立ち位置は多様である。中には右翼を自称する人のブログを読んで共感してしまうことさえある。 今回のライブドア事件において、多くの人間が既存の右翼−左翼、保守−

    見えぬ対立軸。ライブドア事件でより明確に! - Munchener Brucke
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    sarutora 2006/01/29
  • 創造神が顕れぬ今、破壊神信仰に走る若者たち。 - Munchener Brucke

    今でも堀江氏を支持する堀江信者のブログをここ数日しらみ潰しに見ている。 最初は何で未だに擁護するのか全く理解できなかった。単なるマスコミの風潮への反発かと思ったが、少し共通点が見えてきた。 堀江支持のブロガーの多くが堀江氏に共通している部分は破壊者堀江への期待である。何か解らないけど、今の閉塞した社会を壊してくれるのでは?と…。決して堀江氏の口から発される経済的価値(それは堀江氏に付随するわずかな創造的部分なのであるが……)への共感はそれ程強くない。 堀江批判をする人は、堀江氏の口から発する拝金主義的なマインドに反発する。堀江支持の人はそれを既得権にしがみ付く人間による議論のすり替えとしか理解しない。上の世代の人間は発する「汗をかかないといけない」という日の伝統的価値観として受け入れられてきた発言さえも、若者は年功序列賃金で長期間低賃金で我慢しろといったメッセージと捉え反発する。また堀江

    創造神が顕れぬ今、破壊神信仰に走る若者たち。 - Munchener Brucke
    sarutora
    sarutora 2006/01/29
    この記事の分析と100%合致するかみ合わない議論を10才ぐらい下の知人と先日したので、びっくり。聞かれてたのかと思うぐらい。
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