東京都台東区議会の自民、公明、民主など与党区議25人が2008年10月30日、新潟県の東電柏崎刈羽原子力発電所に東京電力から無料招待されていたことが分かりました。東電は区議らの新幹線代や昼食代など少なくとも計50万円を負担。招待後に原発推進を議会で訴えた議員もいます。 無料招待に応じたのは日本共産党をのぞく区議会の自民10人全員、公明3人、民主(区民クラブ)9人全員、いぶきの会3人全員。日本共産党区議団4人は「東電が流布する原発安全神話に手を貸すことはできない。視察なら自分たちで費用を出すべきだ」(茂木たかよし幹事長)と参加しませんでした。 東電は上越新幹線上野―長岡間の往復運賃(指定席)と昼食代、あわせて1人あたり約2万円を支出。区議会事務局は「費用は東電が払うと事前に各会派に説明していた」といいます。 当日は朝8時半に上野駅を出発し、長岡駅から東電が用意したバスで原発のある柏崎市に移動