2020年の東京五輪・パラリンピック担当相に就任した遠藤利明元文部科学副大臣(衆院山形1区)は、「スポーツ行政に関する幅広い知識、経験など最適」(菅義偉官房長官)といいます。しかし、その“政治活動”をみてみると、熱心なのは「会食」での飲み食い。実に年間131回、“金メダル級”です。 (藤沢忠明) 2013年分の政治資金収支報告書を調べてみました。 遠藤氏の資金管理団体「新風会」は約9390万円を集めていますが、8割近い7227万6000円は、東京や地元山形市のホテルで開催した3回の「政経セミナー」名目の資金集めパーティー。20万円超のパーティー券を購入している企業・団体がのべ64団体、計3805万円にのぼり、なかでも地元の建設会社が150万円、100万円とパーティー券を購入するなど、形を変えた企業献金であることを浮き彫りにしています。 支出で目立つのは、組織活動費の渉外費のうち、「会食」が