「権利の濫用」明記、久留米市の情報公開条例改正案 膨大な文書開示は拒否も 2015年12月05日 23時00分 久留米市は27日、市の情報公開条例について、膨大な数の文書開示を求める請求などは「権利の濫用」として、開示を拒否できる一部改正案を市議会12月議会に提案することを明らかにした。「濫用」の具体的な線引きが示されておらず、市総務課は「有識者の意見も参考にしながら基準を整備し、市民にも公開したい」と話している。 改正案では、行政事務が停滞しそうなほどの膨大・頻繁な請求があった場合、まず請求の補正を求め、それでも改められない場合は「権利の濫用」として開示を拒否するとしている。 現行の条例では、大量の請求には通常の公開期限を延長して対応しており、基本的には開示拒否していない。市は「『知る権利』の重要性は認識しており、できる限り努力する。請求行為を制限する趣旨ではない」と説明した。 他自治体