連日何かと話題の事業仕分け。財務省主導だとか、ほんとうに切るべきところは切っていないとか、文句をつければいくらでもあるが、少なくとも鳩山政権がこれまでやってきたことの中では、評価できるものだと思う。 実際の削減額は少なくても、政府が税金を使って何をやっているのか、それがどういう理屈で続けられてきたのか、ということの一端がわかり、国民の注目を集めたことの意義が大きい。一部を見れば、全体も予想がつくからだ。 本来なら、政府がやっていることをひとつ残らず「仕分け」して、どうしても政府でなければできないことだけを残し、あとは全部民営化すべきである。社会がほんとうに必要としている事業は、民営化しても成立する。逆に社会が必要としていない事業は、民営化すれば自立できないので、自然に消えていく。 スパコン予算をはじめ、「この事業は要るか、要らないか」「どのくらいの規模にすべきか」を事業仕分けで勝手に決めら