「名古屋航空研究所」 三菱航空機の小型ジェット旅客機「スペースジェット」試験機=2020年3月18日、愛知県豊山町【時事通信社】 三菱重工業は2021年3月期連結決算で、コロナ禍による航空機需要の落ち込みで純利益は406億円余と半減、国産初のジェット旅客機「スペースジェット」(旧MRJ)事業では1162億円の損失を計上したと発表した。スペースジェットについて三菱重工業は昨秋、開発凍結を発表しているが、再開見通しに関して泉沢清次社長は「市場環境を含め状況は厳しく、そこをよく見極めながら進める必要がある」としか語らなかった。視界は依然不良なままで、開発担当子会社の三菱航空機がある愛知県を中心に、航空機関連産業が集積する東海地方の経済への影響も懸念される。 三菱航空機は2008年の設立時、名古屋市港区の三菱重工業大江工場の建物内に本社が置かれた。同工場は、かつて旧日本海軍の名機、零式艦上戦闘機(
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