さいたま市は20日、保育施設への就職を希望する東北地方などの学生を招き、市内の保育施設や文化・観光施設をバスで巡る「保育体感ツアー」を実施すると発表した。保育士採用の都市間競争が激しくなっており、同市内で働く楽しさや住みやすさをPRし、人材確保につなげる。東北、上越新幹線による交通アクセスがよい宮城県や福島県、新潟県を中心とした地域で、保育士を養成する大学、短大、専門学校の学生が対象。各校を通
フォトクリエイトが運営するインターネット写真販売サービス「スナップスナップ」は、2016年度に子どもを保育園・幼稚園・認定こども園に通わせていた全国の保護者3000人を対象に、「親と園の子育ての連携・協働に関する意識調査」を実施。12日、その結果をまとめ発表した。 保護者に「園の先生から得られる情報を“家庭での子育て”でも参考にしていますか?」の質問には、58.7%が「参考にしている」と回答。 また保護者に、「“家庭での子育て”でも参考にしている園の情報源」を聞いたところ、74.2%が「学級通信・園のおたより」、ほぼ同じ割合で「先生との会話」71.2%と回答した。 一方、園の先生から得られる情報を「家庭での子育て」で参考にしていない、または「どちらでもない」と回答した41.3%の保護者に、参考にしない理由の問いには、「お便りなど園からの発信物はお知らせや案内が中心だから」、「園での子どもの
6月末に、公用車で子どもを議員会館内にある保育所に送迎していたことを「週刊新潮」に報じられた自民党の金子恵美・総務政務官に聞いた。 ――今後は公用車を使わない方針を明らかにされました。総務省のルール上は問題ないということですが、なぜ、やめることにしたのですか。 週刊誌やテレビで取り上げられ、議論になりました。常に使っていたわけではないのですが、ここは一歩引くことで、むしろ議論をしやすくなるのではと考えました。「子育て中の政務官は公用車を使えない」という前例にするのではなく、次の世代のためにも、両立に向けた環境作りを進めたい。そのためには、私が個人の利益のために主張しているのではないことを明らかにした方がいいと思ったのです。 ――実際、どのように公用車…
盛岡市の認可外保育施設で2015年8月、預かり保育中の乳児に食塩を混ぜた液体を飲ませて食塩中毒で死なせたとして、岩手県警は11日、保育施設を経営していた吉田直子容疑者(33)を傷害致死の疑いで逮捕し、発表した。吉田容疑者は「液体に食塩を溶かして飲ませたが、死ぬとは思わなかった」という趣旨の供述をしているという。 捜査1課によると、亡くなったのは盛岡市の下坂彩心(あこ)ちゃん(当時1)。吉田容疑者は15年8月17日午前10時半ごろから18日午前0時5分ごろまでの間に、預かっていた彩心ちゃんに食塩を摂取させ、食塩中毒で死なせた疑いがある。この日は、施設内には吉田容疑者と彩心ちゃんしかいなかったという。 彩心ちゃんは18日未明に父親に引き取られた後、嘔吐(おうと)するなど体調が急変。午前1時ごろに同市内の病院に運ばれたが、約3時間半後に死亡した。病院から県警に「食塩中毒の子どもが運ばれてきた」と
サービスを始めた「病児保育室わかば」の尾崎千景室長(右)と診察を担当する「コミュニティクリニックみさき」の玉元弘次院長=千葉県船橋市三咲 保育所などで体調不良になった子供を保護者の代わりに看護師などが迎えに行き、病児保育施設で一時的に預かる千葉県船橋市の「送迎サービス付病児保育事業」が注目を集めている。市が今年度から県内で初めてスタートさせた事業で、保護者らの口コミで広がり、利用登録者数は順調に伸びている。両親が都内などで働く家庭では、連絡を受けてもすぐに迎えに行けないケースも多く、こうした保護者の不安を解消する効果も大きい。(中辻健太郎) ◇ 送迎サービスを実施するのは同市三咲の「コミュニティクリニックみさき」(玉元弘次院長)内にある民間施設「病児保育室わかば」。利用対象は市内の保育所や認定こども園などに通う生後57日目から小学校未就学児で、利用には子供のアレルギーの有無などの事前登録が
岐阜市は3日、病気で休んでいる同僚の女性保育士に仕事の指示を出すなどのパワーハラスメントをしたとして、同市の保育所に勤務する臨時職員の女性(44)を戒告の懲戒処分とした。 市によると、臨時職員は昨年夏ごろ、園児の昼寝布団の敷き方を巡り、20代の女性保育士に強い口調で指示し、過呼吸を起こさせた。 今年1月には、インフルエンザで休んでいた同じ保育士に対し、予定表やおもちゃづくりなどの業務をLINE(ライン)を通じて要求した。保育士はそのまま仕事に復帰せず、現在も休職中という。4月に保育士が相談して発覚した。 市は「臨時職員の行為は、市民の行政に対する信頼を大きく損なうもので、その責任は非常に重い」としている。
子供が保育園から小学校にあがるときに、共働き家庭の前に立ちはだかる「小1の壁」。手厚いサポートと充実のプログラムで、その障壁を一緒に乗り越えてくれる民間学童が都市部で人気だそうです。 「来たる小学1年生に向けて、必ず我が子を民間学童に入れたい!」と多くの親が申込み、未就学児の時点で、すでにキャンセル待ちになっているところもあるのだとか。 年少からプレ登録で先手を打つ 子供が小学生になると、それまでの保育園生活とは大きく異なり、親にとってさまざまな障壁が出てきます。なかでも子供が放課後になにをして過ごすのかは、働く親にとって頭の痛い問題です。 そんななか働く親たちから昨今人気を集めているのが、企業が運営する民間学童です。 公立学童より遅くまで預かってくれるのはもちろん、宿題のチェック、夕飯の提供、学校~学童~自宅間の送迎など、手厚いサポートで働く親の不安を払拭してくれます。 厚生労働省の「平
この春、認可保育施設に入りにくかったまちはどこだったのでしょう。「待機児童ゼロ」と発表していても、認可保育施設に落ちた子どもが数千人いる自治体もあり、様々な理由で待機児童から除かれています。そこで朝日新聞は、申し込んでも入れなかった子どもの数について、ある指標を使って調べ、4つの表にまとめました。クリックすると拡大します。 今年4月入園をめざして認可保育施設に申し込んだ子どものうち、入園が決まった割合(入園が決まった数÷申込数)を「入園率」として計算したものです。 まず東京23区を見てみましょう。最も入りにくかったのは港区で、入園率は48.4%。目黒区(50.3%)や渋谷区(51.2%)、台東区(54.1%)など、都心部では軒並み「狭き門」となりました。 最も入りやすかったのは豊島区(91.9%)です。豊島区は毎年、数園ずつ認可保育施設をつくってきましたが、昨年の春から2年続けて新たに10
待機児童対策として、利便性の高い駅の近くなどに小規模保育所の整備を進めてきた千葉県松戸市で、新たに私鉄の駅前に保育所がオープンし、市は市内にあるJRや私鉄のすべての駅で整備が完了したとしています。 保育所は松戸市の社会福祉法人が市から認可を受けて開設したもので、対象は2歳児以下で、19人の定員に対し、これまでに8人の入園が決まっています。 松戸市は待機児童対策として、4年前から、利便性の高いJRと私鉄の駅の構内やその近くに小規模保育所の整備を進めていて、今回の開設で市内にある23の駅すべてについて整備を完了したとしています。 こうした対策を背景に、松戸市の待機児童は昨年度からゼロになっていて、市によりますと、全国の40万人以上の都市で、すべての駅を対象に保育施設が整備されるのは珍しいということです。 2歳の娘を預ける30代の女性は「仕事をしていると時間が惜しいので、自宅や駅に近いととても便
石川県は介護・福祉の人材確保に向けた取り組みを強化する。8月に介護施設を親子で巡るバスツアーを初めて実施するほか、優れた職場作りを進める施設の認定制度をスタートさせた。福祉の仕事の魅力や働きがいを幅広く発信して働く場としての関心も高め、人手不足の緩和などにつなげていく。バスツアーは8月後半、県内を3コースに分けて1日ずつ実施する。各コースとも小学4~6年生と保護者15組ずつが参加し、特別養護老
関西で企業内保育所を設置する動きが加速している。近鉄グループホールディングス(HD)は来年4月、保育所を近鉄百貨店の3店舗に開設する。定食店運営のフジオフードシステムは現在の1カ所から3カ所に増やす。従業員の子育てを支援し、人材確保につなげるほか、一部は地域住民にも開放、地域密着度を高める狙いだ。両社とも待機児童を解消するため政府が昨年度から導入した「企業主導型保育」の仕組みを活用する。保育士
幼稚園や保育所に通う園児が進学後、円滑に小学校で生活を送れるようにと、尼崎市内の塚口幼稚園と塚口保育所の5歳児計57人が21日、市立塚口小学校を訪れ、4年生から本の読み聞かせを受けたり、教室を見て回ったりして小学校の雰囲気を体験した。 市によると、新1年生になると、複数の幼稚園や保育所から集まった児童でクラス編成されるため、児童のなかには不安に感じる子供もいるといい、教職員にとっても子供たちの情報の共有が課題だったという。 このため市は3月、幼稚園と保育所、小学校の教職員と学識経験者らで「幼保小連携教育カリキュラム」を作成。3者が一体となって子供の成長を支えようと、具体的な実践例を盛り込んだカリキュラムを市内の幼稚園などに配布し、連携を進めている。 今年度は塚口、小園、長洲の3地区で先行実施。幼稚園や保育所の園児には小学校を訪れて校舎を見たり、「お兄さん」や「お姉さん」となる児童と交流する
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