エイチ・アイ・エスと日本通信が設立した共同出資会社、H.I.S.Mobileが海外渡航者向けのモバイルデータ通信サービス「変なSIM」を始めた。サービス開始は2018年7月1日で、75カ国・地域で使える。 風変わりな名称の由来は、「H.I.S.ホテルホールディングスが展開する『変なホテル』と同じで、変わって進化していくという意味。旅行業界ではあまり普及していない変わったサービスという意味もある」(H.I.S.Mobileの猪腰英知社長)。一体、どこが変わっているのだろうか。 対象国・地域のどこでも24時間500円 変なSIMでまず目を引くのは料金。どの国・地域も24時間で500円(不課税)と低く抑えた。「500円均一にしたのはシンプル・イズ・ザ・ベストの考え方から。実は採算度外視のところもあるが、分かりやすさや計算のしやすさを重視した」(猪腰社長)。 基本料はなく、通信する日数分だけデータ