米国テキサス州を襲った異常寒波による吹雪の影響で州都オースチンにあるSamsung Austin Semiconductor(Samsung Electronics子会社)のS2ラインが長時間にわたって停電状態となったが、これにより世界の300mmウェハファウンドリの生産能力は1〜2%が損なわれたとの見通しを半導体市場調査会社のTrendForceが発表した。 電力会社による半導体工場への操業停止命令とそれに引き続く送電停止(停電)によりS2ラインは2月16日(現地時間)に操業を停止せざるを得なくなった。TrendForceによると、電力会社が停電の数時間前に各社に通告できたことから、各社ともにファブのシャットダウンに向け、事前に準備ができたため、仕掛りロットの全滅は避けられた見込みである。 また、S2ラインの月間生産能力は、世界全体のほぼ5%を占める規模であり、今回の停電措置により、世界
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