並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

1 - 40 件 / 44件

新着順 人気順

レナード・コーエンの検索結果1 - 40 件 / 44件

  • ドストエフスキー、ジョニ・ミッチェル、村上春樹…カズオ・イシグロが「愛する文学と音楽」を語る | いまお気に入りのアルゼンチン人作家とは

    音楽はイシグロ作品に大きな影響を与えてきた。作曲家になりたかった時期もあるという。 イシグロはフルタイムで音楽を作ってきたわけではないが、ジャズミュージシャンのステーシー・ケントとその夫でサックス奏者のジム・トムリンソンとともに、曲をいくつか書きおろしている。 最近のイシグロはジャズをメインで聴いているが、これまではボブ・ディラン、トム・ウェイツ、ニーナ・シモーヌなど、数多くのアーティストからインスピレーションを得てきた。 ジャズミュージシャンのチャーリー・ヘイデンとカントリーシンガーのギリアン・ウェルチの曲は、イシグロのロンドンの自宅でひんぱんにかかっているという。「ここ25年ほどの間に活躍する歌手のなかで、ウェルチはもっとも重要なシンガーソングライターです」とイシグロは言う。 ニューヨーク出身の歌手ギリアン・ウェルチ マイルス・デイビス、ビル・エヴァンス、ジョニ・ミッチェルといった「古

      ドストエフスキー、ジョニ・ミッチェル、村上春樹…カズオ・イシグロが「愛する文学と音楽」を語る | いまお気に入りのアルゼンチン人作家とは
    • R.I.P. Phil Spector | ele-king

      新型コロナウイルス感染による合併症でフィル・スペクターが亡くなった。命日は2021年1月16日、享年81、女優ラナ・クラークスン殺人容疑で有罪となり、キャーフォーニャ州立刑務所の薬物中毒治療施設に収監されていた(*1)。 合掌。……お直り下さい。 前世紀末1980年代半ばのある晩、行きつけの呑み屋でザ・ルーベッツの “シュガー・ベイビー・ラヴ” が有線放送から流れた。それを聞きながら「フィル・スペクターの流儀は時代を超えて続いているのだな」と、わたしはひとり納得していた。ところが同曲は1973年のイギリス人たちによる録音作品であり、彼の遺産は20年以上の歳月だけでなく、大西洋も超えていたのだ。 永遠の循環進行で「シュバッシュバリバリ」とスキャットを繰り返す男声ハーモニー多重層、前面には「アハー」と高音域のファルセトーが出て来る。他愛のない、しかし永遠に揺るがない愛の真実が唄われ、後半には低

        R.I.P. Phil Spector | ele-king
      • ジャズ・トゥナイト 2021年4月10日(チャールス・ロイド&ザ・マーヴェルズ、市原ひかり) - ラジオと音楽

        ホット・ピックス Charles Lloyd & the Marvels『Tone Poems』 チャールス・ロイドの最新作。近年活動を共にしているザ・マーヴェルズとの共演です。テナーサックス:チャールス・ロイド、ギター:ビル・フリゼール、スティール・ギター:グレッグ・レイズ、ベース:ルーベン・ロジャース、ドラムス:エリック・ハーランド。 Tone Poems アーティスト:Charles Lloyd & The Marvels 発売日: 2021/03/12 メディア: CD Tone Poem チャールス・ロイドのオリジナル曲。チャールス・ロイドは、ブルーノートレーベルのベテランのプロデューサー兼エンジニアのジョー・ハーリーのセンスを称えて、彼に「トーン・ポエット=トーンの詩人」とニックネームをつけたそうです。この曲のタイトルはそこからとっていて、ジョー・ハーリーに捧げた曲だそうです。

          ジャズ・トゥナイト 2021年4月10日(チャールス・ロイド&ザ・マーヴェルズ、市原ひかり) - ラジオと音楽
        • ウィークエンドサンシャイン 2020年7月18日(ダヴェル・クローフォード、チャーリー・ダニエルズ、エンニオ・モリコーネ) - ラジオと音楽

          Davell Crawford「Gather by the River」 2005年のハリケーン・カトリーナ発生直後に録音されたアルバム『Our New Orleans』より。大雨による被害を受けられた方全員に捧げてかけてくださいました。 Our New Orleans: Benefit Album for Gulf Coast アーティスト:Various Artists 発売日: 2005/12/05 メディア: CD The Charlie Daniels Band「Gotta Serve Somebody」 7月6日に亡くなったサザンロックのレジェンド・ミュージシャン:チャーリー・ダニエルズのボブ・ディランのカバー。フィドル、ギター、ベースを弾かれたそうです。ディラン、レナード・コーエン、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スターのアルバムにも参加しています。 Off the Grid-D

            ウィークエンドサンシャイン 2020年7月18日(ダヴェル・クローフォード、チャーリー・ダニエルズ、エンニオ・モリコーネ) - ラジオと音楽
          • ワールドロックナウ 2020年3月8日(コートニー・バーネット、メイベル) - ラジオと音楽

            新譜紹介 Courtney Barnett『MTV Unplugged - Live in Melbourne』 コートニー・バーネットのアンプラグド作品。 MTV Unplugged - Live in Melbourne - [解説・歌詞対訳 / 紙ジャケット仕様 / 国内盤CD] (TRCP259) アーティスト:Courtney Barnett,コートニー・バーネット 発売日: 2020/02/21 メディア: CD Depreston チェロが効いてます。 So Long, Marianne ラストナンバー。レナード・コーエンのカバー。 (訳詞) さよならマリアンヌ 笑って泣いて、また泣いて そしてまた笑い始める時だ 君と暮らしたいけれども 一緒にいると忘れがちになる 天使のために祈るのを忘れたら 天使は僕らのために祈るのを忘れるんだ 隠れた君の愛が今必要なんだ 僕は新品の剃刀み

              ワールドロックナウ 2020年3月8日(コートニー・バーネット、メイベル) - ラジオと音楽
            • 世界で最もグーグルで検索されたギター・リフはホワイト・ストライプス「Seven Nation Army」 ギター・コードは… - amass

              世界で最もグーグルで検索されたギター・リフはホワイト・ストライプス「Seven Nation Army」 ギター・コードは… 新しい調査によると、世界で最もグーグルで検索されたギター・リフはホワイト・ストライプス(The White Stripes)の「Seven Nation Army」で、世界で最も検索されたギター・コードはジェフ・バックリィ(Jeff Buckley)ヴァージョンの「Hallelujah」(オリジナル:レナード・コーエン)だという。TOP10リストが発表されています。 この調査はWood and Fire Studioが行ったものです。最近、多くの人がGoogleでコードやタブを検索しているので、Wood and Fire StudioはGoogleでこれらのコードの検索をすべて調べて分析しました(計271曲、2,314,336回) 調査によると、世界で最もグーグルで

                世界で最もグーグルで検索されたギター・リフはホワイト・ストライプス「Seven Nation Army」 ギター・コードは… - amass
              • Barakan Beat 2022年7月31日(ヴィユー・ファルカ・トゥーレ & クルアンビン、ウェンデル、西村ケント、ジェームス・テイラー) & 週間プレイリスト - ラジオと音楽

                Vieux Farka Touré & Khruangbin「Savanne」 マリのギタリスト:ヴィユー・ファルカ・トゥーレとヒューストンのクルアンビンが、ヴィユーの亡き父:アリ・ファルカ・トゥーレに敬意を表して、コラボレーション・アルバム『Ali』を9月にリリースするそうです。先行配信曲。クルアンビンは11月16日、17日に来日するそうです。 Ali Dead Oceans Amazon Wendel「Bar Eros」 横浜に住んでいるトム・ウェルチというミュージシャンがいてウェンデルというバンドをやっているそうです。新曲が出来るとバラカンさんに送ってくれるそうです。2年かかった『Tese TImes』というアルバムをLPで発売するそうで、そのプレス費用を賄うためにクラウドファンディングをしているそうです。 Bar Eros Wendel Records Amazon Wendelの

                  Barakan Beat 2022年7月31日(ヴィユー・ファルカ・トゥーレ & クルアンビン、ウェンデル、西村ケント、ジェームス・テイラー) & 週間プレイリスト - ラジオと音楽
                • Barakan Beat 2021年12月26日(トニー・アレン&ヒュー・マセケラ、スペシャルズ、ウィリー・ネルソン) - ラジオと音楽

                  Tony Allen & Hugh Masekela「Slow Bones (Cool Cats Mix) 」 デズモンド・ツツ南部アフリカ聖公会大主教の訃報を受けて追悼となりました。10月に発売されたトニー・アレン&ヒュー・マセケラのアルバム『Rejoice』のスペシャルエディションより。元々の8曲がもう一枚のCDでCool Cats Mixという扱いでミックスされています。 REJOICE (SPECIAL EDITION) アーティスト:TONY ALLEN & HUGH MASEKELA ADA/BMG RIGHTS MANAGEMENT Amazon The Specials「Everybody Knows」 スペシャルズの最新アルバム『Protest Songs –1924 -2012』からレナード・コーエンとシャロン・ロビンソンの曲。 Protest Songs –1924

                    Barakan Beat 2021年12月26日(トニー・アレン&ヒュー・マセケラ、スペシャルズ、ウィリー・ネルソン) - ラジオと音楽
                  • ウィークエンドサンシャイン 2023年1月28日(スペシャルズ、カラー・フィールド、テリー・ホール) - ラジオと音楽

                    テリー・ホール追悼特集 今回は昨年の12月18日63歳で膵臓癌により亡くなったテリー・ホールの追悼特集でした。1979年にデビューしたスペシャルズの最初の2枚のアルバムでリードボーカル、そして再結成の時もリードシンガーをつとめました。 The Specials「Gangsters」 1979年スペシャルズのデビュー曲。アルバム『Specials』に収録されています。 The Specials アーティスト:Specials Plg Amazon スペシャルズは2枚目のアルバム『More Specials』以降メンバーの関係が思わしくなく、テリー・ホール、リンバル・ゴールディング、ネヴィル・ステイプルが去っていくことになります。その前に出た2枚のシングル。 The Specials「Rat Race」 1980年の曲。 The Specials「Ghost Town」 1981年の曲。UKシ

                      ウィークエンドサンシャイン 2023年1月28日(スペシャルズ、カラー・フィールド、テリー・ホール) - ラジオと音楽
                    • 世界の快適音楽セレクション 2021年8月14日(ペドロ・フランコ、レナード・コーエン、キングス・オブ・コンビニエンス) - ラジオと音楽

                      音楽って素晴らしい2021(4) Pedro Franco「Oracao da Despedida」 松村さんの選曲。松村さんの今回のテーマは「ブラジルの器楽演奏(インストゥルメンタル)」。ペドロ・フランコはブラジルの若きギタリストで、マルコ・ペレイラが師匠。邦題「別れの祈り」。 Pedro Franco Tratore Amazon Leonard Cohen「Almost Like The Blues」 三上さんの選曲。三上さんの今回のテーマは「渋い男の歌」。典型的な渋い男、2016年に82歳で亡くなってしまったレナード・コーエン。2014年のアルバム『Popular Problems』より。 Popular Problems アーティスト:Leonard Cohen Columbia Amazon トピックス(渡辺亨) Kings Of Convenience『Peace Or Lo

                        世界の快適音楽セレクション 2021年8月14日(ペドロ・フランコ、レナード・コーエン、キングス・オブ・コンビニエンス) - ラジオと音楽
                      • 世界の快適音楽セレクション 2024年3月2日(ゴンチチ、坂本龍一、シルビア・ペレス・クルス、岩崎宏美、チャールス・ロイド&ザ・マーヴェルズ) - ラジオと音楽

                        www.nhk.jp 【目次】 美の音楽 ゴンチチ「桜舞う道」 坂本龍一「Adagio」 Silvia Pérez Cruz「Hallelujah」 岩崎宏美「素敵な気持ち」 Charles Lloyd & The Marvels「You Are So Beautiful」 美の音楽 ゴンチチ「桜舞う道」 www.youtube.com 我流一筋 Leafage Amazon 坂本龍一「Adagio」 1989年リリースされた坂本龍一さんの本格的世界進出アルバム『Beauty』の最後を飾る曲。アメリカのクラシックの作曲家:サミュエル・バーバーの「弦楽のためのアダージョ」を坂本龍一さんが編曲したもの。坂本さんのピアノ、アート・リンゼイのギター、ジャン・ジェンホワの二胡によって演奏されております。 www.youtube.com Beauty(SHM-CD) アーティスト:坂本龍一 Unive

                          世界の快適音楽セレクション 2024年3月2日(ゴンチチ、坂本龍一、シルビア・ペレス・クルス、岩崎宏美、チャールス・ロイド&ザ・マーヴェルズ) - ラジオと音楽
                        • 世界の快適音楽セレクション 2020年6月20日(中川イサト、ルシアーナ・ソウザ) - ラジオと音楽

                          前回までは昨年の再放送でしたが、今回からリーモート収録での放送となりました。お二人ともいつもより声が張っている感じでした。 アイスクリームと溶ける音楽 本当は5月9日「アイスクリームの日」に放送しようと思っていたテーマだそうです。 中川イサト「アイスクリーム屋」 1973年のアルバム『お茶の時間』収録曲。イサトさんの語りのような歌の何とも渋い曲。このアイスクリーム屋は実在して、松村さんはこのお店のアイスクリームをよく食べたそうです。ギターの伴奏もいいです。 アイスクリーム屋 中川 イサト J-Pop ¥255 provided courtesy of iTunes お茶の時間 発売日: 2017/09/13 メディア: MP3 ダウンロード トピックス(渡辺亨) Luciana Souza『Storytellers』 ルシアーナ・ソウザは在米ブラジル人女性歌手。前作はレナード・コーエンの詞

                          • ジャズ・トゥナイト 2022年10月15日(ザ・コメット・イズ・カミング、サラ・マクラクラン、イマニュエル・ウィルキンス、ニコル・ヨハントゲン) - ラジオと音楽

                            ホットピックス The Comet Is Coming『Hyper-Dimensional Expansion Beam』 ロンドンのジャズシーンの中心人物シャバカ・ハッチングスがキング・シャバカと名乗り率いるザ・コメット・イズ・カミングの最新作。ダナログ(ダン・リーヴァーズ)のシンセサイザー、キング・シャバカ(シャバカ・ハッチングス)のテナーサックス、ベータマックス(マックス・ハレット)のドラムス、パーカッション、リズムマシーン。12月に来日も予定されているようです。 Hyper-Dimensional Expansion Beam アーティスト:The Comet Is Coming Impulse Records Amazon TECHNICOLOUR ANGEL OF DARKNESS Here It Is『Here It Is: A Tribute to Leonard Cohe

                              ジャズ・トゥナイト 2022年10月15日(ザ・コメット・イズ・カミング、サラ・マクラクラン、イマニュエル・ウィルキンス、ニコル・ヨハントゲン) - ラジオと音楽
                            • ハックとデジタル社会 - Ryusei’s Notes (a.k.a. M59のブログ)

                              コンピューターで作られたシステムに問題があって、困っているとしよう。システムを作った人はここにいないし、一から作り直す時間はなかったり、そもそも触る権限がなかったりする。そういうシステムを、どうにかうまく使えるようにすることを、ハックという。 ここでいう「ハック」は、コンピューターを壊すとか、システムに侵入するという意味ではないし、単純にコンピューターに精通するというニュアンスでもない。責任の境界を超越して、システムをうまく動くようにしてしまう行為のことを言っている。いいかえれば、他人に依頼して直してもらうめんどくささを回避して、自分でシステムを直してしまうことだ。 たとえば、macOSの標準ブラウザーのSafariには「サイト固有のハックを無効にする」という開発者向けの設定項目がある。これは、どういう意味だろうか? 世の中のWebサイトは、コンテンツを配信するWebサーバーと、それを受け

                                ハックとデジタル社会 - Ryusei’s Notes (a.k.a. M59のブログ)
                              • 世界の快適音楽セレクション 2020年2月29日(レナード・コーエン) - ラジオと音楽

                                国際演歌大学(湯浅学) レナード・コーエンは声がすごく近くて印象深い。その場にいるような、耳の近くで歌っているような。 Leonard Cohen『Thanks For The Dance』 レナード・コーエンは2016年に亡くなり、アルバム『You Want It Darker』が遺作となりましたが、この時に次のアルバムのために残していた音源があり、亡くなる時に息子のアダム・コーエンにこの音源を託しました。アダム・コーエンが3年かけて残された音源を曲にしていったアルバムです。 サンクス・フォー・ザ・ダンス(完全生産限定盤) アーティスト:レナード・コーエン 発売日: 2019/12/04 メディア: CD The Goal 今回のテーマは「続・新2分未満の音楽」だったので、ここでも2分未満の曲が選ばれました。 このアルバムは12月22日の「ワールドロックナウ 」でも紹介されました。 3月

                                  世界の快適音楽セレクション 2020年2月29日(レナード・コーエン) - ラジオと音楽
                                • オードリー・タンの頭の中。台湾の天才大臣が語る「バグを恐れない」生きかた

                                  カナダのシンガーソングライター、レナード・コーエン「Anthem」の一節。そこに秘訣が隠されているという。

                                    オードリー・タンの頭の中。台湾の天才大臣が語る「バグを恐れない」生きかた
                                  • ウィークエンドサンシャイン 2022年10月22日(グレゴリー・ポーター、メイヴィス・ステイプルズ、イギー・ポップ、ビル・フリゼール) - ラジオと音楽

                                    Here It Is『Here It Is: A Tribute to Leonard Cohen』 10月15日の「ジャズ・トゥナイト」で紹介されたレナード・コーエンのトリビュートアルバムが紹介されました。 Here It Is: A Tribute to Leonard Cohen アーティスト:Here It Is Blue Note Records Amazon Gregory Porter「Suzanne」 Mavis Staples「If It Be Your Will」 Iggy Pop「You Want It Darker」 Bill Frisell「Bird On The Wire」

                                      ウィークエンドサンシャイン 2022年10月22日(グレゴリー・ポーター、メイヴィス・ステイプルズ、イギー・ポップ、ビル・フリゼール) - ラジオと音楽
                                    • R.I.P. Terry Hall | ele-king

                                      野田努 「テリー・ホールの声は、まったくレゲエ向きじゃない」と、ジョー・ストラマーは言った。「だから良いんだ」。ザ・クラッシュの前座にオートマティックスを起用したときの話である。たしかに、テリー・ホールといえばまずはその声だ。ダンサブルで、パーカッシヴで、ポップで、エネルギッシュな曲をバックに歌っても憂いを隠しきれないそれは、最初から魅力的で、忘れがたい声だった。 12月18日、テリー・ホールが逝去したという。この年の瀬に、悲しいニュースがまた届いた。10代のときからずっと好きだったアーティストのひとりで、とくにザ・スペシャルズの『モア・スペシャルズ』(1980)とファン・ボーイ・スリーの『ウェイティング』(1983)、UKポスト・パンクにおける傑出した2枚だが、ぼくにとっても思い入れがあるレコードだ。これまでの人生で何回聴いたかわからない類のアルバムで、この原稿を書いているたったいまはF

                                        R.I.P. Terry Hall | ele-king
                                      • R.I.P. Genesis P-Orridge | ele-king

                                        野田努 ジェネシス・P・オリッジが3月14日の朝に他界したと彼/彼女の親族が発表した。白血病による数年の闘病生活の末の死だった。 いまから70年前の1950年、マンチェスターに生まれたジェネシスは、大学のためにハルに引っ越すと70年代初頭はコージー・ファニ・トゥッティらとともにパーフォーマンス・アート・グループ、COUMトランスミッションのメンバーとして活動し、1976年からはロンドンを拠点にコージー、クリス・カーター、ピーター・クリストファーソン(2010年没)らとともに後のロックおよびエレクトロニック・ミュージックに強大な影響を与えるバンド、スロッビング・グリッスル=TGのメンバーとして音楽活動を開始する。 TG解散後の1981年、ジェネシスはあらたにサイキックTVを結成、そして2019年の『The Evening Sun Turns Crimson』まで、同プロジェクトを通じて数え切

                                          R.I.P. Genesis P-Orridge | ele-king
                                        • 世界の快適音楽セレクション 2023年6月3日(ゴンチチ、バーバラ・リー、ナサニエル・レイトリフ、ピンク・フロイド) - ラジオと音楽

                                          レインの音楽 ゴンチチ「Yellow Umbrella」 「we are here」-40 years have passed and we are here- ポニーキャニオン Amazon Barbara Lea「Come Rain or Come Shine」 三上さんの選曲。2011年に82歳で亡くなった米国のジャズ・ボーカリスト:バーバラ・リーの1955年のデビューアルバム『A Woman in Love』より、ハロルド・アーレンとジョニー・マーサーの名曲。 A Woman in Love アーティスト:Barbara Lea,Billy Taylor,John Windhurst Audiophile Amazon Nathaniel Rateliff「Famous Blue Raincoat」 この曲は、カナダのシンガーソングライター:レナード・コーエンの作品で、歌詞の一部に

                                            世界の快適音楽セレクション 2023年6月3日(ゴンチチ、バーバラ・リー、ナサニエル・レイトリフ、ピンク・フロイド) - ラジオと音楽
                                          • 世界の快適音楽セレクション 2023年9月30日(ゴンチチ、サム・クック、冨田ラボ、カーネーション、レナード・コーエン、ザ・スモーキン ・ モジョ ・ フィルターズ、ビバリー・グレン・コープランド) - ラジオと音楽

                                            www.nhk.jp 【目次】 スモークの音楽 ゴンチチ「温泉日和」 Sam Cooke「Smoke Rings」 冨田ラボ「煙たがられて(feat. 細野晴臣)」 カーネーション「夜の煙突」 Leonard Cohen「The Smokey Life(煙のような人生)」 The Smokin' Mojo Filters「Come Together」 トピックス(渡辺享) Beverly Glenn-Copeland「Harbour (Song For Elizabeth)」 スモークの音楽 ゴンチチ「温泉日和」 www.youtube.com TVアニメーション「あまんちゅ! ~あどばんす~」オリジナルサウンドトラック アーティスト:GONTITI フライングドッグ Amazon Sam Cooke「Smoke Rings」 サム・クックが1962年に録音したもので、元々は1930年代に

                                              世界の快適音楽セレクション 2023年9月30日(ゴンチチ、サム・クック、冨田ラボ、カーネーション、レナード・コーエン、ザ・スモーキン ・ モジョ ・ フィルターズ、ビバリー・グレン・コープランド) - ラジオと音楽
                                            • ワールドロックナウ 2019年12月22日(レナード・コーエン、ロクセット) - ラジオと音楽

                                              新譜紹介 Leonard Cohen「Thanks for the Dance」 2016年に亡くなったレナード・コーエンのニューアルバム。 レナード・コーエンが亡くなる前に自分自身のボーカル・パートだけを録音して、息子に最終的に音楽として完成してくれというメッセージを残しました。そして息子のアダム・コーエンが最終的に一つの音源にまとめました。 サンクス・フォー・ザ・ダンス(完全生産限定盤) アーティスト:レナード・コーエン 出版社/メーカー: SMJ 発売日: 2019/12/04 メディア: CD Thanks for the Dance (訳詞) 踊ってくれてありがとう 疲れてしまったようで申し訳ない まだ夜は始まったばかり 踊ってくれてありがとう さあ元気を出して ワン・ツー・スリー、ワン・ツー・スリー、ワン あなたの髪にはバラの花 両方が大きく開いたその服をあなたはずっと着ていた

                                                ワールドロックナウ 2019年12月22日(レナード・コーエン、ロクセット) - ラジオと音楽
                                              • オードリー・タン氏が贈る、キャリア形成のアドバイス 「常にアジャイルかつポータブルでいましょう」

                                                台湾政府の執行部が大事にしていること 安武弘晃氏(以下、安武):台湾政府の執行部はどのようなチームなのでしょうか? 最新テクノロジーの傾向と、そのテクノロジーの要点をどれだけの人が理解していますか? オードリー・タン氏(以下、オードリー):テクノロジーの傾向を予測するベストな方法は、ご存じのとおり自ら作ってしまうことです。これならテクノロジーの新しいフォーマットに合わせるためのコストが削減できるはずです。 例えばPM2.5の大気汚染が懸念されていた時期に、政府によるPM2.5の測定場所は2014年当時100ヶ所もありませんでした。市民はその測定網が拡大されるのを待つのではなく、ArduinoやRaspberry Piオープンなハードウェア設計や、単体では結果が不正確な場合もあるとてもシンプルなセンサーを使って、独自の測定基地を作りました。この測定基地づくりには何万という人が参加したため、P

                                                  オードリー・タン氏が贈る、キャリア形成のアドバイス 「常にアジャイルかつポータブルでいましょう」
                                                • 台湾IT相、30代でトランスジェンダーの「無政府主義者」 唐鳳氏独占取材(AFPBB News) - Yahoo!ニュース

                                                  【7月16日 AFP】ポピュリズム(大衆迎合主義)が社会の分断を招き、二極化が進んでいる今、台湾のデジタル担当政務委員(IT担当相に相当)を務める唐鳳(Audrey Tang)氏(39)は少数派に共感を示し、「すべての側面」を見るという自身の政治手法は、トランスジェンダーというアイデンティティーに支えられていると話す。 唐氏はトランスジェンダーであることを公にした世界初の閣僚で、14歳で学校をやめてから自分の道を開拓してきた。 プログラミングを独学し、学校教育を離れて2年後には自身の会社を立ち上げ、米カリフォルニア州シリコンバレー(Silicon Valley)でキャリアを構築した後、台湾に戻って入閣。自称「保守的な無政府主義者」としては異例の歩みだ。 台湾の蔡英文(Tsai Ing-wen)政権は2016年、党派政治に染まっておらず、慣例にとらわれない手法を取る唐氏に魅力を感じ、閣僚に抜

                                                    台湾IT相、30代でトランスジェンダーの「無政府主義者」 唐鳳氏独占取材(AFPBB News) - Yahoo!ニュース
                                                  • 好きな声 洋楽編 - 兎徒然

                                                    なんだかふいに洋楽を語りたくなってしまったので、つらつらと主観的につづってみる。 音楽の趣味が合う人に出会ったことがありません…。60代以上の人とならもしかして合う人もいるかもしれないけれど。もし、趣味のあう人がいて、こんな話をできたら楽しいだろうなぁと思う。 特に洋楽は、好きな曲をあげると、なぜそのチョイスなのか不思議がられる。昔は聴ける曲、出会える曲も今より限られていたから、縁みたいなものかもしれない。 私が好きな声の一番スタンダードな場所にいるのがジェニファー・ウォーンズ。「アルジャーノンに花束を」のドラマで流れていた。 ソング・オブ・バーナデット 〜レナード・コーエンを歌う アーティスト: ジェニファー・ウォーンズ 出版社/メーカー: BMG JAPAN 発売日: 2002/12/04 メディア: CD クリック: 4回 この商品を含むブログ (3件) を見る ジェニファー・ウォー

                                                      好きな声 洋楽編 - 兎徒然
                                                    • 彼らはなぜミュージシャンに愛されるのか? 曽我部恵一の視点。【ザ・バンドの魅力を探る。Vol.2】|Pen Online

                                                      彼らはなぜミュージシャンに愛されるのか? 曽我部恵一の視点。【ザ・バンドの魅力を探る。Vol.2】 2020.10.20 文:岡村詩野 写真:吉場正和 10月23日(金)から公開が始まる『ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった』は、60~70年に活動したロックバンド、ザ・バンドの軌跡をたどるドキュメンタリー映画。ミュージシャンからいまも崇拝される“ミュージシャンズ・ミュージシャン”であるレジェンドについて、高校時代に彼らに魅了されたというサニーデイ・サービスの曽我部恵一に話を聞いた。 今年春、サニーデイ・サービスのニューアルバム『いいね!』をリリース。同じ頃、オーナーとして東京・下北沢に「カレーの店・八月」と、中古レコード店「PINK MOON RECORDS(ピンク・ムーン・レコーズ)」を開店、秋以降は感染対策を施したうえでのイベントへの出演も積極的だ。コロナ禍以降もいつになく精力的に活動し

                                                        彼らはなぜミュージシャンに愛されるのか? 曽我部恵一の視点。【ザ・バンドの魅力を探る。Vol.2】|Pen Online
                                                      • 完璧はこの世界に向いてない - 語る、また語る

                                                        完璧さという理想がある人が持っている、 自分は不完全だという「嫌な思い込み」は、 そもそも打ち消されなければ いけないのだろうか。 『自意識と創り出す思考』第8章では、 完璧は幻想であり、 不完全さはあって然るべきなのだから、 完璧という理想を手放そうと説かれている。 もしあなたが完璧さという理想に囚われているなら、一番いいのは手放すことだ。その目標に価値はない。追っても進歩にも何もならない。それは空虚な理想に過ぎず、しかも止むことのない自己非難がくっついている。 だから、もしあなたが完璧な人間を目指しているのなら、ひとつ伝えなくてはならないことがある。驚くなかれ、この惑星はそれには向いていない。気の毒だが、ここは地球だ。(中略)ここには完璧さよりもっといいものがある。それは意外性や、愛や、喪失をも含む、あらゆる素晴らしい不完全さに囲まれて生きる人生だ。 自分自身にも、仕事にも、 身内にも

                                                          完璧はこの世界に向いてない - 語る、また語る
                                                        • 11月7日は天赦日は開運財布の日、御所のたらいうどんの日、立冬、湯たんぽの日、夜なきうどんの日、立冬はとんかつの日、立冬あられ・せんべいの日、ココアの日、巻寿司の日、鍋の日、鍋と燗の日、いい女の日、いいおなかの日、ソースの日、釧路ししゃもの日知恵の日、にかわの日、紀州山の日、腸温活の日、等の日&話題 - 風に吹かれて旅するブログ (話題・記念日&ハッピートーク)

                                                          おこしやす♪~ 11月7日は何の日? その時そして今日何してた? 2022年令和4年 11月7日は天赦日は開運財布の日、御所のたらいうどんの日、立冬、湯たんぽの日、夜なきうどんの日、立冬はとんかつの日、立冬あられ・せんべいの日、ココアの日、巻寿司の日、鍋の日、鍋と燗の日、いい女の日、いいおなかの日、ソースの日、釧路ししゃもの日知恵の日、にかわの日、紀州山の日、腸温活の日、等の日です。 ●天赦日は開運財布の日 大阪府大阪市に本社を置き、「財布屋」の名称で財布職人手作りの高品質の「開運財布」を製造販売する株式会社美吉屋が制定。「天赦日」とは天の神々が万物の罪を赦す日とされ、すべてにおいて吉とされる暦の上で最も縁起が良い日で、年により季節の区切りごとに日付が変わり年に6日から7日ほどしかない。開運をもたらす「開運財布」を購入するにはふさわしい「天赦日」を広め、一人でも多くの人にポジティブに過ごし

                                                            11月7日は天赦日は開運財布の日、御所のたらいうどんの日、立冬、湯たんぽの日、夜なきうどんの日、立冬はとんかつの日、立冬あられ・せんべいの日、ココアの日、巻寿司の日、鍋の日、鍋と燗の日、いい女の日、いいおなかの日、ソースの日、釧路ししゃもの日知恵の日、にかわの日、紀州山の日、腸温活の日、等の日&話題 - 風に吹かれて旅するブログ (話題・記念日&ハッピートーク)
                                                          • 【全曲試聴付】最高の男性ロック・シンガー・ベスト100:世界を変えた伝説のヴォーカリストたち

                                                            伝説的なロック・シンガーになるためには何が必要なのだろうか? ステージの存在感や大観衆を熱狂の渦に巻き込む能力は必須だろう。とはいえ、優れた男性ロック・シンガーにはもっとさまざまな力が備わっている。看板であるヴォーカリストが広い音域、強力な歌声、歯切れの良い発声、巧みなコントロール能力を持ち合わせていれば、そのバンドは幸先の良いスタートをきることができる。しかし本物の伝説になるためには、既成の枠を壊し、観客の胸を打ち震わせ、とてつもないカリスマ性を持つ必要がある。それで初めて、別格の存在になれるのである。 そうした要素の一部は本人の努力で学び取ることができる。しかし本当に伝説的なヴォーカリストは唯一無二の個性派であり、人の手で作り上げることはできない。自分の強みが何であるにせよ、ヴォーカリストは観客と心を通わせるという過酷な役割を担わされている。そして、今回の男性ロック・シンガー・ベスト1

                                                              【全曲試聴付】最高の男性ロック・シンガー・ベスト100:世界を変えた伝説のヴォーカリストたち
                                                            • Bill Callahan | ele-king

                                                              とくに良いこともなければ、頼りになるものなんてものもない。そんな人生を歩んでいる人は決して少なくはないだろう。そこでビル・キャラハンの新作を聴いたからといって悩みが解消されるという保証はまったくないのだが、まあ、心のなかに良い風が吹くことは間違いない。 アメリカの文字通りの“オルタナティヴな”ソングライターでありストーリーテラーであり思索者である彼の『ゴールド・レコード』には、歳を重ねたことで表現しうるであろう優しさや慈しみの感覚がある。それは削ぎ落とされた文体によって叙情性を漂わすこのアコースティック・アルバムにおいて、聴き終えてからもしばらくすると湧き上がってくる。 90年代のアメリカから登場したシンガーソングライターのなかで、キャラハンは最初から耳にも心にも優しいミュージシャンというわけではなかった。彼がまだスモッグと名乗っていた初期の頃では、チューニングの狂ったギターで歌う、実験的

                                                                Bill Callahan | ele-king
                                                              • 全演奏楽曲紹介:チャリティーライブ「One World: Together At Home」【動画付き】

                                                                日本時間4月19日(日)の午前3時から午前11時まで、WHO(世界保健機構)とGlobal Citizen主催、レディー・ガガ(Lady Gaga)のキュレートの元に行われた「One World: Together At Home」チャリティー・コンサート。 新型コロナウイルスの救命活動を行っている医療従事者を称え、支援することを目的に、アメリカから全世界に配信されたこのスペシャル番組では、世界中の医師、看護師、家族の実際の体験を特集し、世界各国から世界をリードするアーティストによる自宅でのパフォーマンスがライヴ配信され、日本でも地上波テレビ、CS/BS、ネット上など様々なチャンネルで視聴可能となっている(詳しくはこちら)。 本記事ではこのコンサートで披露された楽曲をそのパフォーマンスのリンクとともに演奏順でご紹介。またこのパフォーマンスはコンピレーション・アルバム『One World:

                                                                  全演奏楽曲紹介:チャリティーライブ「One World: Together At Home」【動画付き】
                                                                • DOKI DOKIしながら生きている。 #1|ROSE RECORDS

                                                                  「また3人でできる曲が増えたなっていう感じ」2022年10月28日に東京の恵比寿リキッドルームで、サニーデイ・サービスの<Autumn Tour 2022>のファイナル公演が行われた。 むき出しの音楽が掛け値なしに素晴らしいライブで、その夜はしばらく体が火照ったような感覚で余韻が残っていたが、僕はこのライブで2度泣いた。1度目は、会場の後方から超満員の光景を見たとき。こんなに人でぎっしりと埋まったリキッドルームを見たのは、本当に久しぶりだ。真ん中のフロアだけじゃなく、左右のスペースにも鈴なりになっている観客たち。 思えば、これが当たり前の光景だった。 でもこの数年は、それが当たり前じゃなくなっていた。だから僕は、満員のリキッドルームを見て本当に思いがけず涙が流れたんだろう。 そして2度目は、「若者たち」の演奏中、曽我部の歌だけになったそのとき、歌を口ずさむ一人ひとりの声が塊になって小さな合

                                                                    DOKI DOKIしながら生きている。 #1|ROSE RECORDS
                                                                  • ワールドロックナウ 2019年10月6日 - ラジオと音楽

                                                                    新譜紹介 The Lumineers「III」 III アーティスト: ザ・ルミニアーズ,ウェズリー・シュルツ,ジェレマイア・フライテス 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック 発売日: 2019/09/13 メディア: CD この商品を含むブログを見る なかなか大変な作品で渋谷さんもどう紹介しようか悩まれたそうです。 10曲全部にビデオクリップがあり、映画みたいになっています。 スパークス一家の3代を描いた悲劇的な物語。3代のそれぞれの登場人物たちのそれぞれの物語がこの歌の中で描かれています。 チャプター1にグロリア・スパークスというスパークス・ファミリーの最初の登場人物が描かれます。1曲目の「ドナ」という曲はお婆さんのこと。子供達が7人もいて一見幸せそうな家庭を築いていますが、実はアルコール依存であり、その中で7人の子供で心の闇を抱えている一人がグロリア。グロリアは自立して実家

                                                                      ワールドロックナウ 2019年10月6日 - ラジオと音楽
                                                                    • 自閉症の少年が澄んだ声で歌う「ハレルヤ」。その美しい歌声がSNSで話題となり、人々の心を打つ(アイルランド) : カラパイア

                                                                      自閉症といっても様々な症状があるが、アイルランドに住むある少年は、大きな音に過敏で、長い間音楽と触れ合うことにも不安や苦痛を感じてきた。 しかし、次第に音楽の楽しさを見つけた少年は、お気に入りの音楽を聴くことができるようになり、ある日自宅でレナード・コーエンの名曲「ハレルヤ」を音楽に合わせて歌い始めた。 そんな息子に驚いた母親は、その光景を録画し、ソーシャルメディアでシェアした。 投稿が大きな反響を呼んだことを知った母親は、「このシェアで、自閉症に対する理解が広まってくれれば」と話している。

                                                                        自閉症の少年が澄んだ声で歌う「ハレルヤ」。その美しい歌声がSNSで話題となり、人々の心を打つ(アイルランド) : カラパイア
                                                                      • ブルーノ・メジャーが語るタイムレスな作曲術、親密な歌心を培ったルーツとメランコリー | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

                                                                        ノスタルジックなサウンドとメランコリックなフィーリングが特徴のベッドルーム系シンガーソングライター。ブルーノ・メジャー(Bruno Major)のイメージは大体こんなところだろうか。ソウルやR&Bのフィーリングがあり、同時にジャズの影響も強く感じさせる彼の音楽はイギリス独特の感性を持っている。 2017年のデビュー作『A Song for Every Moon』の時点で、ネオソウルやポストロックも含めたプロダクションも備えつつ、70年代以前のノスタルジックでヴィンテージな質感が醸し出す独特のムードが世界中のリスナーを魅了した。それは2000年の2作目『To Let A Good Thing Die』でも引き継がれていた。ささやくような歌唱に加え、密室的なサウンドの親密感も彼の音楽の魅力である。僕も穏やかな音楽、もしくは心を静める音楽(©Quiet Corner)として接してきた。 しかし、

                                                                          ブルーノ・メジャーが語るタイムレスな作曲術、親密な歌心を培ったルーツとメランコリー | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
                                                                        • 奇妙な廃墟に聳える邪宗門 『福田和也コレクション1:本を読む、乱世を生きる』書評【酒井信】 (2021年5月10日) - エキサイトニュース

                                                                          ■血気盛んな38歳の文芸批評家 太っている人を見ると「食べ物を分けてくれるいい人」だとつい勘違いしてしまうのが、人間の遺伝子に組み込まれた先入観なのだと思う。人間が食べ物に不自由しなくなった期間は人類史の中で微々たるもので、現代に至っても多くの人々が空腹に苛まれ、定住する「くに」を求めて彷徨っている。 「日本の文芸は、国にも、人にも、或いは言葉や土地にも先んじてある」(第五章「日本文藝の永遠」)と若き福田和也は、力んだ筆致で記しているが、当時の彼の暴飲暴食ぶりを見れば、彼にとって「文芸」や「国」や「人」よりも「食べ物」が「先んじてある」ことは明らかであろう。『悪女の美食術』や『無礼講 酒気帯び時評55選』(坪内祐三との共著)など、福田は食に関する仕事も多いが、彼は文芸批評家やナショナリストである以前に、経済大国となった「くに」にある食文化を蕩尽する批評家であり、食欲など俗世の情動を原稿料に

                                                                            奇妙な廃墟に聳える邪宗門 『福田和也コレクション1:本を読む、乱世を生きる』書評【酒井信】 (2021年5月10日) - エキサイトニュース
                                                                          • タル・ウィルケンフェルドが語る音楽人生、レジェンドとの共演秘話、トゥールからの影響 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

                                                                            タル・ウィルケンフェルド、2019年9月初旬に都内で撮影(Photo by Hana Yamamoto) タル・ウィルケンフェルドが2019年、ソロ・アルバム『ラヴ・リメインズ』を発表、8月に来日ライブを行った。ジェフ・ベックとの活動で一躍注目され、初のソロ・アルバム『トランスフォーメーション』(2009年)によって若きスーパー女性ベーシストと呼ばれるようになったタルだが、2015年に行われた初のソロ来日では自らボーカルを取るシンガー・ソングライター・スタイルでのステージを披露。『ラヴ・リメインズ』、そして今回の日本公演ではその路線を受け継いでいる。アーティストとしてのポリシーやさまざまな共演、今後の彼女が進んでいく道などについて、タルが雄弁に語ってくれた。 ー『ラヴ・リメインズ』ではシンガー・ソングライターとしてのあなたの魅力を聴くことが出来ますが、自分で歌うことはいつから意識していたの

                                                                              タル・ウィルケンフェルドが語る音楽人生、レジェンドとの共演秘話、トゥールからの影響 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
                                                                            • ボブ・ディランが現在お気に入りのアーティストや楽曲を紹介する最新インタビュー公開

                                                                              18年振りの著書『The Philosophy of Modern Song』を発表したばかりのボブ・ディラン(Bob Dylan)が、自身の公式ウェブサイトでウォール・ストリート・ジャーナル紙のジェフ・スレイトとの貴重な最新インタビューを公開し、現在お気に入りのアーティストや楽曲について明かしている。 同インタビューの中で、彼はメタリカ、レナード・コーエン、ブレンダ・リー、エミネムらを好きなアーティストとして紹介している他、フランク・シナトラのクリスマス曲、フリーのブルース・ロック曲、エラ・フィッツジェラルドの不朽の名曲などを自身のお気に入りの楽曲として挙げている。 <関連記事> ・プロモ・ビデオと映像表現進化の歴史:ディランのリリック・ビデオを基軸にした映像絵巻 ・ザ・バンドの”時間を超越した作品”『The Band』 ・ザ・バンド『Music From Big Pink』核心にある神

                                                                                ボブ・ディランが現在お気に入りのアーティストや楽曲を紹介する最新インタビュー公開
                                                                              • 「音楽的あるいはコンセプチュアル的に興味があるものを全部かけ合わせながらも一枚の作品にしたかった」《Thrill Jockey》から新作を発表したクレア・ラウジーに訊く“属性から解き放たれるために” | TURN

                                                                                「音楽的あるいはコンセプチュアル的に興味があるものを全部かけ合わせながらも一枚の作品にしたかった」 《Thrill Jockey》から新作を発表したクレア・ラウジーに訊く“属性から解き放たれるために” クレア・ラウジーがシカゴの老舗レーベル《Thrill Jockey》と契約した、というニュースに心が躍った人は少なくなかったのではないだろうか。それはさながら、サム・ゲンデルが《Nonesuch》から作品を出したり、《Light in the Attic》がルー・リードの異色のアンビエント・アルバムをリイシューしたりする動きと構造は似ている。つまり、ジャンルと時代の境目がとうに瓦解していることの裏付けであることはもちろんだが、先祖返りではないが、ロックもジャズもソウルもフォークも現代音楽も電子音楽も……それらがハイブリッドになっているというのではなく、最初から当たり前のように同列で存在してい

                                                                                  「音楽的あるいはコンセプチュアル的に興味があるものを全部かけ合わせながらも一枚の作品にしたかった」《Thrill Jockey》から新作を発表したクレア・ラウジーに訊く“属性から解き放たれるために” | TURN
                                                                                • ジョニ・ミッチェル『Joni Mitchell at Newport』今、歌わねばならない歌を歌いたいという意志 | TURN

                                                                                  ジョニ・ミッチェル『Joni Mitchell at Newport』 今、歌わねばならない歌を歌いたいという意志 ジョニ・ミッチェルのアルバムは、リリースがあれば、必ず聴いてきた。僕は移り気なリスナーで、特定のジャンルや特定のアーティストを追い続けることよりは、新しい音楽との出会いを重視する。どんなに敬愛するアーティストでも最良の時期と思えるのは10年間くらいだし、好きなアルバムは2、3枚に絞られていったりする。だが、ジョニ・ミッチェルだけは例外だった。 初めて聴いたのは15歳の時。クラスメイトから貸してもらった『Ladies Of The Canyon』だ。1970年のサード・アルバム。そこから2枚は遡って聴いたが、以後の新作リリースはすぐにチェックしてきた。2023年にリリースされた『Joni Mitchell at New Port』ももちろんである。 とはいえ、2022年の《Ne