熊本市は13日、東区の健軍町電停から市民病院まで市電を延伸する区間の仮の名前を「東町線」にすると発表しました。1日あたり約2300人が利用するとしています。 熊本市が渋滞対策のひとつとして計画を進めている熊本市電の延伸。 実施計画案によりますと「東町線」は、東区の健軍町電停から熊本市民病院までの1.5キロの区間で、新しく4か所の停留場を設置します。健軍町電停からひとつめの停留場までの区間を先行して2029年度に運行を始めて2031年度の全線開通を目指します。 朝の渋滞のピーク時には市民病院から熊本市中心部の市役所まで車だと約55分、市電では約34分と最大で21分短縮できるということです。想定している利用者は1日約2300人。周辺地域の自動車が約2000台減ることで渋滞緩和につながると期待されています。 事業費は約135億円。経営改善策として運行と施設や車両の管理を分ける上下分離方式を導入す