11月22日、野田首相は、安倍自民党総裁の政権構想について「既得権益に軸足を置いた経済政策は、要は建設国債を大量に発行し公共事業をばらまこうという話だ。こんな政治に戻していいのか」と批判。20日撮影(2012年 ロイター/Damir Sagolj) [東京 22日 ロイター] 野田佳彦首相(民主党代表)は22日午後、民主党全国幹事長・選挙責任者会議であいさつし、安倍晋三自民党総裁の経済政策をばらまきと批判し、建設国債を日銀に買ってもらうとした安倍氏の発言は、中央銀行の独立性を無視して暴走した歴史の教訓、世界の共通の知恵から大きく逸脱する行為だとして、そのような政権はありえないと断じた。 12月16日投開票の衆院選で問われるのは「改革を前に進めるのか、政権交代以前の既得権益に軸足を置いた古い政治に戻ってしまうのか。それとも、理念や方向性について十分な議論もしないで合従連衡した新しい政治勢力に