斬新なアイデア・ひらめきをきっかけにイノベーションを起こした人たちにフォーカスするインタビュー企画。今回ご紹介するのは、NPO法人Mission ARM Japanの近藤玄大。 近藤が開発したのは、まるで『攻殻機動隊』や『ブレードランナー』といったサイバーパンクに出てきそうな、クールなデザインでありながら、製作原価をわずか数万円に抑えた義手だ。最初に発表した筋電義手「handiii(ハンディー)」は、国内外のハードウェアコンテストで数々の賞に輝いただけでなく、世界的な複合フェス「SXSW(サウスバイサウスウェスト)」※でも大きな注目を集めた。 ※毎年3月にアメリカのオースティンで開催される、世界最大級のクリエイティブ・ビジネス・フェスティバル。 驚いたのは続く「HACKberry(ハックベリー)」だ。3Dプリンタさえあれば誰もがDIYできるよう、なんと設計図を全世界に向けて公開してしまった