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ブックマーク / www.tachibana-akira.com (4)

  • みんなが忖度する社会で忖度を批判しても…… 週刊プレイボーイ連載(286)  – 橘玲 公式BLOG

    じゅうを大騒ぎさせた森友学園問題ですが、世論調査では「政府がじゅうぶんに説明しているとは思わない」との回答が8割を超えるものの、安倍政権の支持率はさほど下がらない、という結果になっています。 幼稚園児に教育勅語を暗唱させ、軍歌を歌わせる特異な教育理念を掲げる理事長が、小学校の設置認可と用地取得に便宜をはかってもらおうと政治家を通じて行政に強い政治的圧力をかけたことは間違いないでしょう。そのなかでもっとも効果的だったのは首相夫人が名誉校長に就任したことで、日国籍を取得した韓国人の親に「韓国人と中国人は嫌いです。日精神を継承すべきです」との手紙を送りつけた理事長夫人に、神道に傾倒する首相夫人が同志的なつながりを感じていたこともメールのやりとりから明らかです。 しかしこれだけでは、首相の責任を追及し内閣退陣を求めるのはちから不足です。大半のひとはこれを、“神道カルト”ともいうべき理事長夫

    みんなが忖度する社会で忖度を批判しても…… 週刊プレイボーイ連載(286)  – 橘玲 公式BLOG
    shigo45
    shigo45 2017/04/24
    財務省や府が記録を一切出さない制約の中、判明事実だけで最低でも忖度の存在が窺われるというだけであり真相の本質が忖度とは限らない。異様な記録資料隠蔽や答弁拒否や虚偽答弁が忖度以上の行為への疑惑を深める。
  • 首相の妻をめぐって議論が空回りする理由 週刊プレイボーイ連載(284)  – 橘玲 公式BLOG

    当初はささいなことと思われていた森友学園問題は、理事長の国会での証人喚問で一気にヒートアップしました。密室での献金や講演料の授受は水掛け論としても、疑惑が公になったあとも首相夫人が副園長(理事長夫人)と頻繁にメールのやりとりをしていたことや、小学校を建てる国有地の借地期間の件で理事長が直接、首相夫人に電話をかけ、経産省から出向していた秘書官が財務省に照会し、回答をFAXしていたことは大きな衝撃でした。政府はこれまで首相夫人を「私人」と説明してきましたが、民間人からの依頼を官僚に処理させていたことでこの理屈は破綻しました。 この件で不思議なのは、首相官邸がメールやFAXの存在をまったく把握できていなかったらしいことです。これはようするに、国家の危機管理を担う日国首相は、がなにをやっているかまったく知らないし、その行動をなんら「管理」できていないということでしょう。この驚くべき事実は、最近

    首相の妻をめぐって議論が空回りする理由 週刊プレイボーイ連載(284)  – 橘玲 公式BLOG
    shigo45
    shigo45 2017/04/10
    妻の管理の問題ではない。自身の権力の管理の問題。自分の権力の不当な利用を野放しにすれば、その利用者が妻であれ他人であれ権力者自身の責任は問われる。更に首相と夫人との共犯関係に疑義が生じる行動さえある。
  • 自分の妻も管理できない人物に国家を管理できる? 週刊プレイボーイ連載(281)  – 橘玲 公式BLOG

    大阪府の学校法人が首相夫人を「名誉校長」に迎えて新設する小学校の建設用地として、国有地を格安で随意契約した事件が波紋を広げています。「国民の財産」が不当な安値で払い下げられるのはたしかに大問題ですが、それ以上にひとびとの興味を掻きたてたのはこの学校法人の教育方針で、幼稚園では園児に軍歌や教育勅語を唱和させ、保護者に対して「パンツが生乾きで犬臭い」とか、日国籍を取得した韓国人の親に「韓国人と中国人は嫌いです」との手紙を送りつけるなど、常識では考えられない“奇行”の数々が暴かれました。国際社会からも「日の首相夫はヘイトなのか」と疑惑の目を向けられかねず、あわてて「名誉校長」を辞任し火消しに躍起です。 とはいえ、首相が国会で「私やが関係していたとなれば、首相も国会議員も辞める」と大見得を切ったのですから、政治的には単純な話です。国有地の格安売却に自らの意向が働いていたとの証拠があれば首相

    自分の妻も管理できない人物に国家を管理できる? 週刊プレイボーイ連載(281)  – 橘玲 公式BLOG
    shigo45
    shigo45 2017/03/21
    妻は管理される対象ではないし安倍首相が被害者という話でもない。独立した人間達なのに、首相も夫人も財務省・大阪府官僚も橋下氏・松井氏も森友学園も、奇妙に符号する異例な動きをしているのが不自然という話だ。
  • 障がいを持つ胎児の中絶をどう考えるか? 週刊プレイボーイ連載(223) – 橘玲 公式BLOG

    茨城県の教育委員が、「妊娠初期にもっと(障がいの有無が)わかるようにできないのか」「茨城県では(障がい児を)減らしていける方向になったらいい」などと発言したことで辞職に追い込まれました。これが差別的な発言であることは明らかですが、しかしそれを封殺すればすむ問題でしょうか。 傷がいを持つ胎児の中絶はもちろん、出産直後に障がいがあることがわかった場合も安楽死を認めるべきだ――こんな主張を聞いたらほとんどのひとは仰天するでしょう。しかしこれは、倫理学の分野で1970年代後半に提起され、数々の論争を経て(批判も含め)いまでは一定の評価が定まっています。 重度の障がいを持つ乳児の安楽死を議論の俎上に載せたのはオーストラリアの哲学者ピーター・シンガーですが、彼はネオナチやファシストの類ではなく、「動物の権利」を提唱して動物保護運動に画期をもたらしたリベラルの“過激派”です。 なぜ動物に権利があって胎児

    障がいを持つ胎児の中絶をどう考えるか? 週刊プレイボーイ連載(223) – 橘玲 公式BLOG
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