新型コロナウイルスの影響による解雇や雇い止めに齒止めがかからない。厚労省は6月5日、コロナ関連での解雇が2万人を超えたことを発表。今、労働市場では何が起きているのか? 解雇にあった当事者の声、そして専門家の分析とともに、コロナ解雇の最前線を追った。 ▼後藤 誠さん(仮名・45歳)職種:イベント運営/役職:部長級/失職理由:解雇/年収:700万円 イベント会社のクリエイティブマネジャーとしてブッキング、演出、ツアーマネジメントを担当。入社以来この業界一筋だった ===== 「我が社にはもう、君に来月支払える給料がありません。本当に申し訳ない……」 新卒入社から22年。4月末、声を詰まらせながら目の前で土下座した社長のひと言で、後藤誠さん(仮名・45歳)のサラリーマン人生は唐突に終わりを告げた。 「従業員数50人程度のイベント会社で、過去には大規模な野外フェスや有名アーティストの全国ツアー興行
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