ロシアのラブロフ外相は、欧州連合(EU)がロシア経済に打撃を与える制裁を科すならEUとの関係を断つ用意がロシアにはあると警告した。 ラブロフ外相は12日、ユーチューブチャンネル「ソロビヨフ・ライブ」で、「以前に何度もあったように、ロシア経済の最も傷つきやすい分野を含めて制裁が再びリスクとなる場合には、われわれにはその用意がある」と言明した。 さらに「われわれは平和な暮らしから離れたくはないが、その用意をしておかなければならない。平和を望むなら、戦争に備える必要がある」と続けた。 事情に詳しい関係者2人によると、EUはロシアが反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏を拘束・収監したことに関し、制裁案の策定を進めている。神経剤による襲撃を受け、治療のため滞在していたドイツから帰国したナワリヌイ氏には2日、執行猶予期間の義務に違反したとして2年8カ月の実刑判決が下された。同氏や西側政府は、神経剤に