→紀伊國屋ウェブストアで購入 「女性たちがすべてをさらけ出す・・・それがブ活(ブス活動)」 「実はどんな女の中にも「ブス」はいる。 世の中の、あらゆる女が、自分の中に「ブスを飼っている」のだ。」(P16) 衝撃的だが、でもどことなく納得のいく指摘であろう。「ブス」が何であるか、簡潔に定義づけられはしないものの、「おおむねこういうものだろう」という指摘がつらつらと書かれた第一章「女とブス」から本書は始まる。そして、さらにこうも書かれている。 「女にとっての「ブス」にあたるものが、男には、ない。」(P19) これもまた、(評者は男ではあるものの)納得のいく指摘である。たぶん、それの裏返しで「美人」にあたる概念も男性には存在しないのだ。 わかりやすいのは化粧だろう。それをする男性がまったくいないわけではない。だが女性が化粧によって、かなりの程度「美人」を装うことができるのに対し、男性たちにとって