2011年02月16日 屋根裏で発見された170年前のソバの実 発芽と収穫に成功 引用元:共同通信 古民家の屋根裏で見つかり、約170年前の天保の大飢饉をきっかけに備蓄されたと伝わるソバの実は、言い伝え通り天保年間(1830~44年)に収穫された可能性の高いことを、山形大が最新鋭装置の分析で突き止めた。 伝承を信じて特産化に取り組む山形市の保存会のメンバーは「ほっとした。これで堂々と『天保のそば』と言える」と大喜びだ。ソバは約10年前、福島県大熊町の旧家を解体する際に俵に入って見つかった。乾燥し傷んでいたため、研究機関では「成長能力なし」と鑑定されたが、実を分けてもらった山形市のそば職人らが、水をかけない昔ながらの栽培法で発芽と収穫に成功。徐々に栽培面積を増やしている。 科学的な裏付けが乏しかったため、山形大のチームがチャレンジ。化石の年代測定などにも使われる炭素の放射性同位体を、