日経コンピュータの10月15日号によると、システム内製化を図る会社が段々出てきたという。もともと、システム外製化が流行ったのは、IT開発の人員を社内で抱えることが、人件費の点で負担になり、また、熟練した外部IT企業にアウトソースした方が効率的という意味だったと思う。 それでも、システム内製化が見直されてきたのは、次のような理由による: 1.スピード感:システム内製化すると、プログラム・ロジックをよく知る人が社内にいることになる。すると、業務変更のための仕様態様で、プログラムを書き換えるのが容易である。それ以外にも、いちいち見積もりを取ったり、仕様の打ち合わせミーティングしたりという手間がいらないという利点である。このような手間を省けるのでクイックに対応できる、という次第である。 2.スキルの留保:また、内製化すると、開発者のスキルを社内に蓄積することができる。 3.社内業務の熟知:同様に、