道路の規制速度の合理的な決め方を調査研究してきた有識者らによる警察庁の検討委員会は2日、「生活道路は時速30キロ以下が望ましい」とする報告書をまとめた。一般道路についても、道路の特性に応じた基準速度の策定を提言した。 初めて規制速度の基準が設けられることになり、同庁は、実際に道路で検証するなどし、今年度中にも基準を確定する。 生活道路については、衝突時の速度が30キロを超えると歩行者らが致命傷を負う確率が大幅に高まることや、欧米での規制を参考に「30キロ以下」を提言。標識で規制するだけでなく、路面に凸状の変化をつけたり路線を蛇行させたりすることも検討対象に挙げた。