先月、ある記事の末尾に、 拒絶理由通知を受けたが、対応が難しそうなので、権利化はほとんど諦めている。しかし、仮に権利化できたなら登録したい、という案件を「勉強用素材」として無料で引き受け、対応をする という一種のプログラム(?)を書いておきましたところ、思わぬことに---私にとっては嬉しかったことに---同業の方数名と、企業知財の方若干1名の方とに興味を持って頂けたようでした。 ▽ 実をいえば、これは私の一つの「夢」であるわけだったのです。と、いいますのは… ■ 数年前に「進歩性」についての検討を行って以来、私は、ことあるごとに注目審判決の情報やら登録例の情報などを蓄積してきたのですが、いささか実践性に欠けていることが否めないという気持ちを持ち続けてきました。 もっと多くの拒絶事例を検討して、実践的研究を行ってみたいものだ、という思いがくすぶっていたわけです。その気持ちの発露が先日の記事に